専任安全管理者コース ~全社的安全衛生管理のスタッフ養成~ [ 専安管 ]
専任安全管理者は安全管理を主たる業務として総括安全衛生管理者を補佐する方々で、法令により一定の業種と規模の事業場においては、選任することが義務づけられています。企業における安全衛生管理を効果的に推進するには、専任安全管理者が専門知識を十分に理解し、労働者の健康状況の把握など労働衛生面の基礎知識を持ちながら、衛生スタッフと連携して全社的な安全管理業務を充実していく必要があります。
本コースは、専任安全管理者をはじめ、関係部門と調整を図りながら全社的な安全衛生管理を行う専門スタッフの方々を対象に、従来の専任安全管理者コースを見直したものです。その特徴は、(1)安全衛生管理体制とライン、スタッフの役割、(2)労働安全衛生マネジメントシステムを中核とした安全衛生方針及び目標の設定、(3)リスクアセスメント(作業方法、設備機械、化学物質、熱中症、腰痛等)、(4)自社の危機管理体制の整備と現場指導技術、について講義及び討議によって体系的に研修し必要な知識を習得していただくものです。
対象者 |
専任安全管理者、専任衛生管理者又は安全管理者として安全管理に従事している方 |
研修期間 |
5日間 |
開催日程・空き状況 |
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教科内容 |
- 企業経営と安全(安全行政の動向を含む)
- 労働災害と企業責務
- 労働安全衛生関係法令(労働安全衛生法、労働基準法、労働者派遣法、労災保険法)
- 安全衛生管理体制と安全・衛生管理者の職務
(総括管理体制における管理組織、ライン管理者の職務、スタッフの職務)
- 安全衛生スタッフ業務の現状と課題
- 労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)、リスクアセスメント
(作業方法、設備機械、化学物質、熱中症、腰痛等)
- 危機管理体制(災害発生時における対応、災害分析手法と防止対策)
- 現場指導の原則と指導力の向上(コミュニケーション、動機付け等)
- 管理者、監督者に対する安全衛生教育
(教育計画及び教育実施時の留意点、教育方法、指導案の作成)
- 人間特性と安全管理(ヒューマンエラー対策)
- 安全と労働衛生
- (1)労働衛生概論(基本項目、進め方、関連スタッフとの調整)
- (2)健康管理(急性疾病、慢性疾病、作業関連疾患(メンタルヘルスを含む))
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教科日程 |
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受講料 |
125,400円(テキスト代、消費税含む。) |
修了証 |
修了者には修了証を交付します。
なお、本修了者は「安全管理者能力向上教育」の修了と認められます。 |