第75回(平成28年度)全国産業安全衛生大会2016 in 仙台

労働衛生管理活動分科会

【会場】
仙台国際センター 展示棟 会議室1・2〔仙台市青葉区青葉山〕
【交通】
地下鉄東西線「国際センター駅」下車、徒歩1分

 

10月20日(木)プログラム(9時00分開場)

講演

9時30分
石巻赤十字病院の災害への備えと石巻医療圏における実災害対応
東北大学病院
総合地域医療教育支援部 教授
石井 正
災害時の迅速な初動対応と被災者の受け入れ体制の確立のための石巻赤十字病院の体制準備について紹介しながら、東日本大震災時の実災害対応について講演する。
10時30分
(1)事故カレンダーを用いた過去事例の風化防止と面談によるメンタル不全の防止
東京急行電鉄(株)
鉄道事業本部 電気部 電気工事事務所 技術員
吉尾 昭彦
事故カレンダーを用いて過去事例の再確認と風化を防止して類似災害を出さない取り組みと不規則となる勤務時間の中で、ワークライフバランスを保つための所定外労働管理の推進とコミュニケーション強化によるメンタル不全の防止を目指す。

10時50分〜11時00分 休憩

11時00分
(2)作業者の実感に合った暑熱環境指標の構築 トヨタ自動車(株)の熱中症防止の取り組み
トヨタ自動車(株)
安全健康推進部 安全衛生室
冨永 豊和
熱中症防止のため、簡易の WBGTを用いて職場の暑熱環境を評価している。しかし、その評価結果が作業者の暑さ実感と合わないという指摘があった。今回、風速が作業者の暑さ実感に与える影響を見直すことで、より作業者の実感に合った評価指標に改善したので報告する。
11時20分
(3)事業場における化学防護手袋の選択、着用、保守管理等に関する実態調査結果
古河電気工業(株)
人事総務部衛生管理センター 統括産業医
加部 勇
保護具の製造業者が優良で快適な労働衛生保護具を開発、製造するには、事業場が求める要望・ニーズを把握する必要がある。本研究は化学防護手袋の選択、着用、保守管理に関する実態調査を製造業の7事業場で実施した。化学防護手袋の選定理由等は呼吸用保護具とは異なっていた。
11時40分
(4)マツダ(株)における夏期体調不良予防対策の取り組みについて
マツダ(株)
安全健康防災推進部 健康推進センター
小関 知佳
環境改善をしても体調不良者数が減少しない状況から、作業者の健康管理意識の向上と維持のため、「熱中症予防リスクチェックシート」や「熱中症対策通信」を作成し活用した。その結果、不調者数を減らすことができたので、その内容と工夫点を報告する。

12時00分〜13時00分 昼休み

13時00分
(5)WBGT指数予報値の活用による熱中症対策
(株)東急レールウェイサービス
アメニティ推進部サポートセンター マネージャー
西田 明
2014年5月より環境省HPのWBGT(湿球黒球温度)予報値を活用し、当日の現業職場の作業方法を明確にした。また、従業員の出社時は健康状態を確認するとともに、作業場巡回時において顔色や会話確認などを実施する取り組みを行った結果、2014年度以降熱中症罹患者「ゼロ」の成果があった。
13時20分
(6)現場における受動喫煙防止対策について
(株)橋本店
土木部 工事長
熊野 伸一
受動喫煙について、喫煙者以外の人が自分の意志に関係なくたばこの煙を吸わされ、不快な思いをしたり、病気になったりするのは非常に理不尽であるという思いがあり、現場の休憩所においてたばこを吸わない人にとって健康上悪い環境であるということから休憩所を分煙化した。
13時40分
(7)地域で育む衛生管理活動の確立
サンデン・ホールディングス(株) 八斗島事業所
サンデン・オートモーティブコンポーネント(株)生産管理部 主管
山藤 輝幸
他社との交流会は一過性の意見交換が多く、もっと双方の長所を活かせないかと考えた。近隣企業と協業し、県内の複数企業が集まる「企業研究会」を立ち上げ、意見・情報交換、テーマ討議等行える仕組みを確立した。結果として、各社の活動加速、地域活動の活性化を実現した。
14時00分
(8)作業安全の敵を"お手軽に "追放する・集中力低下の原因把握と職場で出来る対策の検討
本田技研工業(株) 品質改革センター栃木
認証法規部 四輪認証室 エンジン認証1BL
橋 賢治
集中力の低下が、業務効率の低下はもちろん様々な労働災害の原因であることは広く認知されているが、日常業務において集中力が低下してしまうことが多いのも事実である。そこで、集中力低下の原因を把握し、それを職場において簡単に解消出来る手法の導入を目指した。
14時20分
(9)騒音発生源に対する効果的な対策について
マツダ(株)
安全健康防災推進部
藤澤 正和
当社では作業者がより安全で健康に業務に取り組める職場環境をつくるために「いきいき職場」づくりを目指し、全社で改善活動を実施している。その中で職場、技術部門、産業医と共に実施した騒音発生源の見極めと効果的な対策について焦点を当て、その活動を紹介する。

14時40分〜14時50分 休憩

パネルディスカッション

14時50分
衛生管理者に対する教育と育成
パネリスト
椎野労働衛生コンサルタント事務所 代表 椎野 恭司
(同)アール CEO 對木 博一

司会
トヨタ自動車(株)安全健康推進部 安全衛生室 室長 宮脇 英次
HOYA(株) HOYAグループ OSH推進室環境・安全衛生統括マネージャー 神津 進

16時50分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

  • 厚生労働省
  • 安全衛生マネジメントシステム審査センター
  • 安全衛生情報センター