お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
教育推進部 企画課
TEL 03-3452-6402
FAX 03-5443-1019
E-Mail taikai@jisha.or.jp
【会場】広島国際会議場 ダリア 〔広島市中区中島町1番5号〕
【交通】路面電車「袋町」下車、徒歩約10分、「原爆ドーム前」下車、徒歩約10分
労働災害の増加傾向に歯止めをかけるべく、地域の災害防止団体等および管内事業場が一体となって、取り組むべき最重点課題を安全宣言し、ゼロ災害を目指して諸活動(各種教育講座や安全プロジェクトメンバーへの参画等)を展開する「栃木労基署管内『安全宣言』運動!」を紹介する。
2010年5月およびその半年後、機関車により重篤な災害が発生した。神鋼物流(加古川)が発起人となり神戸製鋼所内で輸送業務を行っている6社・部署で「軌道輸送連絡会」を設立し、これまでにない横断的災害情報の共有化を図り、各社の安全活動を活性化し、災害低減に貢献した。
須山工場に勤務する全員が、擬似体験を通して作業の影に潜む「怖さ」を体感、またベテランの経験を若手に継承し「安全第一の風土つくり」に向け、工場一丸となって進めた活動である。
10時30分〜10時40分 休憩
安全管理・安全衛生活動の強化および安全教育の充実を図るため、①副安全管理者の選任、セルフチェックでの課題抽出および改善の実践②6S活動(5S+セーフティ)の考え方の推進③危険体感安全教育を実施した結果、有休災害ゼロ(2010年度より)を継続中である。
平成23年1月、当センターでは待避不良により列車から汽笛吹鳴を受けるヒヤリハットが発生した。本件に対し、再発防止のための直接的な対策を策定するだけでなく、日常の取り組みも見直したことで、この日以来、無事故無災害を継続している。今回、その事例を紹介する。
平成19年7月に休業災害発生を機に、労働災害防止に向け、安全衛生管理体制(ラインスタッフ型)を強化した各種活動を展開している。これら活動の中から、主として行動災害予防に対する「社員の安全衛生意識高揚に向けた取り組み」について現状と今後の課題を報告する。
安全に強い人づくりを進めるため、安全意識高揚運動に取り組んできた。階層別に自らの安全意識の調査を行い、上司が部下個々のレベルを把握し、その弱い部分を補うことにより安全意識のレベルアップを図るとともに、不安全行動に起因する労働災害の低減に繋げている。
12時00分〜13時00分 昼休み
講演
労働災害発生動向を俯瞰するとともに、2年目を迎えた第12次労働災害防止計画の行政の取組状況と現在国会で審議中の改正労働安全衛生法の概要を紹介する。
JFEスチール(株)西日本製鉄所(福山地区)では、弊社と協力会社が一体となって、重大リスク撲滅へ向けた取り組みを進め、2013年の安全成績向上に寄与した。今回、本取り組みで行った、各職場の自立安全活動や、専門委員会活動、本質安全化などについて報告する。
国内に点在している5つの製造拠点の安全衛生担当者の更新育成がビジネスの変化に追い付かず、拠点によって力量問題を素早く解決するため、現場で必要な事、現場が無くてもできる事を明確にし、専門業務の集中とリスクコントロールを徹底した。
運転士は、ダイヤに乱れが生じた際、運転経験の少ない線区を急遽運転することがある。これらの線区を運転することに対する運転士の不安を事前に解消し、より安全な運転を実現するため、運転士目線で作成した動画とその補足資料を教材として活用した取り組みである。
現状の融雪器作業では労働災害・環境事故のリスクが非常に大きい。そこで、現状の線路内での部品清掃作業の改善を図るとともに、新たに高圧洗浄機導入による清掃作業の変更などで、触車事故・環境事故防止に努めた。
15時00分〜15時10分 休憩
災害多発に対し"安全なくして信頼なし"を合言葉に特別安全活動を1年間展開。①社員意識調査②トップによるパトロール③階層別の安全衛生教育強化他の活動が功を奏し、災害激減・顧客信頼回復に至った。現在、中期経営計画に"災害撲滅への挑戦"を掲げチャレンジ中である。
小規模事業場は労災の発生頻度が高いにもかかわらず、安全衛生体制の確立が遅れている。小規模事業場における体制確立がなぜ難しいのか、どのような運営をしていけばいいのか悩みは多い。しかし、その成果は安全衛生以外にも、様々な付加価値を生み出すということを報告する。
社会福祉施設では、開所当時より、ヒヤリハットに取り組んできたが、その内容は利用者の事故防止に向けられ、取り組み姿勢も施設によりまちまちであった。24年度研修を行うなど改善に向けて取り組んだ結果、2施設において顕著な成果が見られたので、ここに報告する。
小売業は軽微な労働災害が頻度高く発生する傾向が強く、職場における安全意識は低いと言わざるを得ない。この労働災害の発生実態と職場意識のギャップを埋めるため、2S活動の推進、職場の意識改革を軸に、労働災害件数の削減に向けた取り組みを、現場主導で行っている。
特別報告
東京労働局が「Safe Work TOKYO」をキャッチフレーズに推進している「第12次東京労働局労働災害防止計画」のメインテーマである「第三次産業対策」について、サービス産業比率が高い「首都東京」における特色を踏まえた効率的な取り組みについて紹介する。
17時00分
日常行っている塩酸受け入れ作業において、当時入社間もない発表者がこの塩素ガスに危険を感じ、声に出したことから活動が始まった。潜在する危険要因に対し皆で知恵と工夫を凝らし、一喜一憂しながら粘り強く取り組み、二重三重と的確な対策と標準化を図った活動である。
実際の業務の安全確保が最も重要との原点に立ち、複数の管理者の眼で現場実務を定期的に観測することを基準化した。実務を行う機会に管理者が都合を合わせることにより、演練ではない生の業務がチェックでき、標準書との差異も見出せる。これによって活きた安全活動が展開している。
労働災害を防止すべく、「すべての作業に実践KY」を合言葉に、従来使用していた作業標準に多様な情報(災害報告、映像、危険箇所など)を取り込み、更に電子化することで、いつでもどこでもKYに活用しやすい「新作業標準」を工場一丸となって作り上げた活動である。
10時30分〜10時40分 休憩
12年度の安全活動から5S評価と災害発生には相関関係が考えられる結果となった。車体工程特有の5S阻害要因である溶接チップのキリコ飛散「ゼロ化」に全員参加で取り組み、達成したことにより5S活動のレベルUPに繋がった。この取り組みと活動を紹介するものである。
昨年工場内で外注業者による重大災害が発生。それを受け職場では重量物取扱いをハイリスク作業として位置付け活動を展開した。小山工場安全活動の一つ『4種の神器』からビデオリスクアセスメントによる危険の深堀りを手法とし災害ゼロから危険ゼロレベルアップを目指す内容である。
LPガス容器の運搬・配送方法は、容器を押し転がす独特な方法で行うことが多く、転倒・はさまれなどの災害が多い。その対策としては、滑り止め手袋等の保護具に頼っているのが現状である。しかし我々は、容器に特殊な塗料を施すことで、工学的に有効な対策を考案したので報告する。
高所作業時には、墜落防止のため補助ロープを使用している。しかし、従来のロープフックは口径が小さく、構造物に直接フックを掛けることができず、いわゆる「回し掛け」をしなければならなかった。そこで大口径のロープフックを開発し、高所作業をより安全にできるように改善した。
12時00分〜13時00分 昼休み
安全衛生活動を活性化するには、簡単で取り組みやすい方法が必要です。「もっと安全な方法はないの?」「ちょっと怖い」など従業員の体験・苦情・疑問などツイッター(つぶやき)形式で表し、職場の意見を追加・展開して、危険性等を評価し、作業員とのコミュニケーションのネタとして、安全衛生活動に結びつけた。
2009年トヨタ構内における災害防止を目的にトヨタ自動車安全衛生協力会は1日5回のKYミーティングにより作業中の変化点確認とそれに伴う作業指示を徹底する手法を導入した。当社はこの手法に改善を加え、社内展開し災害防止に効果をあげてきた。その取り組みについて紹介する。
私達の職場は、鉄道電気設備の保全改修・工事等を日夜推進している職場である。業務実態は、常に危険と背中合わせのため、労災のうち感電・墜落・触車は、三大労災として特に発生防止に注意を払っている。そこで、今回は労働災害事故防止の社員教育・訓練の実例について報告する。
車掌は、仕事上の様々な危険に気が付いているが、それが表面化していないのが現状である。多くの声を掘り起こし、一つ一つ実現し、その結果だけでなく過程をも車掌自身に返してあげることで、車掌が声を挙げることに前向きな姿勢となった。声を活かしやすい環境作りに成功した。
事例報告
死亡事故を契機に安全衛生管理体制整備に着手。安全衛生管理のDBの構築、「安全衛生診断の実施」「職場巡視チェックポイント」の作成と「職場巡視」を定例化できる仕組みを作った。トータルに「衛生委員会」と「職場巡視」のツールを使い、メンタルヘルス対策にも効果をあげた。
14時40分〜14時50分 休憩
講演
企業が高い信頼性を確保するには、現場力を高めて安全性、高品質を維持することが要件である。そのために航空分野で開発し実績を挙げたCRM訓練を現場に適合化させて導入する手法を紹介する。
15時50分