お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
教育推進部 企画課
TEL 03-3452-6402
FAX 03-5443-1019
E-Mail taikai@jisha.or.jp
【会場】広島国際会議場 フェニックスホール 〔広島市中区中島町1番5号〕
【交通】路面電車「袋町」下車、徒歩約10分、「原爆ドーム前」下車、 徒歩約10分
中央労働災害防止協会創立50周年記念パネルディスカッション
11時10分〜11時20分 休憩
新たな視点でリスクアセスメント活動を紹介する。人が設備に接する中で多くの危険が潜んで、この潜在化した危険を個々の感性を上げて顕在化させ「自分のやり方を客観的に判断できる」「繰返し確認でき見落としも防げる」等を目的としてビデオリスクアセスメントにより実地検証を行った。
今回の活動は従来の組立作業ではなく重量物の反転作業に着眼したもので、作業をビデオ撮り解析し、まず応急処置として自部門で反転治具を製作した。その一方で恒久対策として、荷姿改善を協力企業や他部門の協力を得ながら三現主義に基づき知恵を出し合い改善を進めた事例である。
12時00分〜13時00分 昼休み
特別報告
OSHMSのISO規格である「ISO45001」が2016年9月に発行される予定であり、現在60カ国と12機関で構成されるISO/PC283(プロジェクト委員会)で規格制作が進められている。中災防も本委員会に参加しISO制作に協力しており、その進捗状況や今後の予定について紹介する。
事例報告
中災防では、中小企業の安全衛生活動を支援し、自らが設定した目標を達成できる企業力の強化と蓄積を後押しするため、表題の事業を平成25年4月より実施している。その概要を解説する。
当社は熱間鍛造の製造現場の厳しい作業環境下で「安全最優先」の基本理念を全員で実践する。毎朝の体調確認・整理整頓清掃・ヒヤリハットの抽出など全て全員参加で行い、中小企業労働安全衛生評価事業登録により、安全活動がより活発になり、無災害を継続中である。
特別報告
JISHA 方式認定の効果とその効果を出している共通的な事項と、開発中のレベルアップ認定について、その概要と予定を紹介する。
14時20分〜14時30分 休憩
事務関連職場における労働災害の低減策として、複数関係会社が入居する小規模拠点(国内100カ所以上)に潜むリスクを分析し改善に繋げるために、在籍する従業員に対してWEB回答形式の"リスク洗い出し調査"を実施した。調査内容の結果および今後の課題について報告する。
特別報告
毎年、安全衛生管理方針に沿った新たな活動を取り入れ、実行することにより、常に刺激を与え、安全活動がマンネリ化せず、安全水準のスパイラルアップが図られたので、その取り組みや活動事例を紹介する。
特別報告
危険性の高い作業が多いにも関わらず安全意識の低い職場を「安全重点職場」と指定して改善を図る活動や、通常の作業を実演して他職場からの見学者がアドバイスすることで、より安全な作業方法へと改善を図る「安全作業訓練」を紹介する。
15時50分〜16時00分 休憩
班長任用時の安全衛生教育の一環として、リスクアセスメントの手法を活用し、班員全員で自職場における危険有害要因の排除に取り組んだ。工程別に最も危険な要因に対し改善活動を実施、対策を施した。結果、重大災害を未然に防止することができ、作業者の安全確保、作業性向上を実現した。
私達は「感電・墜落・触車」という重大災害のリスクが潜む環境で業務を行う職種のため、日々安全衛生レベル向上を目指し活動に取り組んでいる。私達の取り組みとリスクアセスメント手法を用いた、変電所内変圧器および特別高圧送電線近接作業時の感電防止対策の実例を紹介する。
屑処理センターでは常時複数のフォークリフトが動いており、作業者との接触が危惧される職場である。またセンター内の設備も老朽化が進み、安全対策が不十分であった。以上の問題を作業者全員の協力の下、リスクアセスメントを用いてハード改善につなげた事例である。
当社では、体感型を採用した研修や各現業においてリスクアセスメントを実施する等、労働災害防止に向け取り組んでいる。本研究は、後者について各箇所での実施に止まらず、状態の共有や課題に対する議論・検討を通して取り組みをレベルアップしたことについて報告するものである。
17時20分
HSE(Health,Safety and Environment)マネジメントシステムは、世界の多くの石油・天然ガス開発会社が採用する労働安全衛生ならびに環境保全を管理する仕組みである。当社が導入した当該システムの概要とその運用の状況や課題について発表する。
海外製造拠点にて災害件数が増加傾向にあり、リスクアセスメントの教育を実行したが効果が得られなかった。この課題解決の為に、文化や雇用形態からくる危機意識の違いに左右されない手法を導入し、推進した。
12年度に当社において労働災害が4件発生した。各工場の安全への取り組みを見直すと、過去に行われたリスクアセスメントが十分理解、活用されていない。そこで、もう一度理解を深め、実施中の活動を利用した全員参加によるリスクアセスメントを実施する取り組みを開始したので紹介する。
10時30分〜10時40分 休憩
当事業所はアルミを加工する工場で、2007年にOSHMSの認定を取得し、安全活動を進めている。OSHMSの導入前・導入期・導入後約5年・最近の各時期の事業所安全活動と労災発生数を分析すると、各時期に労災発生を減少できた要因が見える。これまでの取り組みと要因を紹介する。
社員が中心となり健康や衛生活動に取り組むために健康衛生に関するリスクアセスメントシートを作成し、サンデングループ全体でリスクアセスメントを実施した。その結果、従来活動の不足点や健康衛生管理状況を各社や内容毎で比較することができ改善に繋げることができた。
わが社は約10年前からリスクアセスメントを導入し、活動してきたが、現象のリスク評価を見直すと、心情的にリスクを過小評価し、大きなリスクを埋没させる傾向が見られた。今一度、基本に立ち返り、重大リスクを抜けなく洗い出し、残留リスクの共有化、重大リスク低減を図る。
日々の作業の中で浮き彫りになりにくいリスクを含め、職場に潜むリスクを現場第一線の目線であらゆる角度から一歩踏み込んで洗い出した。これらのリスクの状態を管理監督者を含めた全員で共有し、ハード・ソフト両面から対策を検討・改善する活動を事業所一丸となって展開している。
12時00分〜13時00分 昼休み
特別報告
「すべてのケガは未然に防止できる」との強い信念を持ち、製油所員と協力会社が一丸となって推進している安全諸活動に関し、リスクアセスメントを中心とした安全強化の取り組み事例を紹介する。
特別報告
OSHMS活動において、その内容も進化する中で、災害がゼロにならないジレンマがあった。それを打開するためにヒヤリハットメモにリスク評価を取り入れ、対策の優先度の見える化や体感教育の導入等による管理者および作業者への意識改革を行った事例を紹介する。
小休転作業は、焙焼硫酸部のQCDのボトルネックとなっている。そして災害リスクの高い作業でもある。作業の安全性向上、作業効率のアップを狙い改善した。作業分析、危険要因抽出、対策実施という流れで実施し、リスクアセスメント手法で効果を評価した。
14時20分〜14時30分 休憩
鉄道の車両基地では重大労災につながる様々な危険が潜在している。JR、グループ会社と一体となって取り組んだリスクアセスメントの取り組みについて紹介する。取り組みの中で、会社間の認識の差などの問題点に苦慮したが、成果も確認することができた。
電力区では『後追い型』にて同種災害防止に努めてきたが、更なる安全で快適な職場作りを目指すことを目的として、自らが安全衛生に努め、作業者にケガや疾病を生じさせる要因を除去・低減させる『先取り型』を行えるリスクアセスメントを導入し、電力区全員で活動を推進した。
2012年に自職場で墜落死亡災害を発生させてしまったことを受け、パートナー会社と一体となった安全マネジメント体制の再構築についての取り組みを行った。原因の洗い出し、同種事象の再発防止にとどまらず、課題そのものを安全への挑戦と捉える風土作りを現在も継続中である。
課内のコミュニケーション強化を目指すため、報連相を円滑に行うこととした。報連相シート、部課長ゲーム、ディスカッションを実施し、報連相では目的をはっきりさせることが重要と気づいた。課内の報連相ルールを考え行動することで、意思疎通のできる良いチームワークとなった。
15時50分