お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
教育推進部 企画課
TEL 03-3452-6402
FAX 03-5443-1019
E-Mail taikai@jisha.or.jp
【会場】広島国際会議場 コスモス 〔広島市中区中島町1番5号〕
【交通】路面電車「袋町」下車、徒歩約10分、「原爆ドーム前」下車、 徒歩約10分
工事輻輳時の事故防止対策の周知方法として、着手前事故防止会議を活用した手法や作業前ミーティングおよびKYKで実施した指導事項により、安全意識の向上や作業員間の共有化が図れ、無事故・無災害で工事を終えることができましたので、その内容を紹介する。
当区のリスクアセスメント活動取り組みの結果、鉄道業における3大重大災害である「触車・墜落・感電」災害の内の「触車・墜落」災害がピット内作業時に潜んでいる事が多く取り上げられたことからピット内侵入時の触車災害防止および昇降階段からの墜落防止対策の取り組み活動を紹介する。
高床式倉庫での海上コンテナからの貨物の出し作業は、コンテナ戸口付近にいる作業者がプラットホームより転落するリスクがある。賃貸物件の倉庫では恒久的設備改善が困難であるが、試行錯誤しながらリスク低減に取り組み、倉庫建屋の工事を不要とする装置への開発を行った。
10時30分〜10時40分 休憩
"墜落・転落"を防止する対策として、誕生したのが、「二丁掛け安全帯」である。「二丁掛け安全帯」を装着していても正しく使用しなくては意味がない。そこで安全帯を正しく使用するため、作業者の誤動作の防止を促すとともに、作業者の使用履歴が管理できる安全帯を開発した。
特大車両のタイヤ脱着作業では、ホイストやフォークリフトの重機を使用している。今回開発したタイヤ脱着装置は、それらの重機を全く使用することなく、タイヤを持ち上げ、傾きを調整、回転させることができ、かつ、人力で移動させることができる画期的な装置である。
他職場で高齢作業者が重量台車移動中に滑って転び骨折する災害が発生した。自職場にも重量台車の移動作業はあり、高齢作業者も行って頻度も高い。類似災害を防止するため、重量台車移動の省力化を目標に取り組み、テコの原理を応用した装置を考案、作製して作業の安全化を実現した。
年間のリスク件数の多かった「水圧ポンプ吸吐弁摺り合わせ作業」の作業改善に取り組んだ。幾多のトライ&エラーを繰り返した結果、当該作業の自動化に成功した。自動化に伴い、全てのリスクが排除できただけでなく、作業者の技量に係わらず、安定的に高品質を保つ事ができる。
12時00分〜13時00分 昼休み
シンポジウム
15時00分〜15時10分 休憩
何度も再発した、中型フォークリフト点検分解作業時のはさまれ災害防止のため、全員で活動した結果、安全で使いやすい治具開発で、リスク低減が図ることができた。今回の災害を契機に安全の基本、なぜなぜ解析による真の原因追求・対策等を真摯に実行し、今も活動が進化し続けている。
ペレットをバケットコンベアで搬送する工程で、こぼれたペレットを回収する作業の際、コンベアへの巻き込まれ対策が課題であった。改善として、バケットからこぼれるペレットを自走式で回収する設備にしたことで、不安全作業から開放され、また環境改善にも繋がった。
特別報告
構造物解体時に使用されるワイヤーソーイング工法は、東日本大震災で被災した建物等、不安定な構造物の解体でニーズが高いが、使用時に切断されたワイヤーやビーズの飛来による労働災害が危惧されている。そこで、ネットやパネルによる飛来防止策を検討しその効果を実験的に検討した。
講演
元サッカー日本代表選手。92年〜02年までサンフレッチェ広島総監督を務めた後、同ゼネラルアドバイザーを歴任。指導者としてのリーダー育成やコミュニケーション・絆が組織を強くするなど人材育成について語る。
17時20分