お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
教育推進部 企画課
TEL 03-3452-6402
FAX 03-5443-1019
E-Mail taikai@jisha.or.jp
【会場】広島市文化交流会館 銀河 〔広島市中区加古町3番3号〕
【交通】路面電車「市役所前」下車、徒歩約12分
新幹線電車の車軸には、防錆目的のための塗装が施されている。車軸検査を行う際、有機溶剤を用いて剥離していたが、作業者の安全や環境面で大きな問題がある。そこで当職場の作業ラインを考慮した新たな剥離方法を考案し、車軸塗装剥離作業において、有機溶剤の使用量ゼロを実現した。
南の島特有の高温多湿の環境に加え、作業員の大半が高齢という中、日本観測史上最高気温を記録した今年の夏季を乗り越えるため『酷暑期に入る前の教育や対策用品の整備、熱中症予防ボードの設置、所長が熱中症予報士となり毎朝の周知』等を実施し、発症者ゼロを達成した対策を紹介する。
高温作業場および高年齢作業者が多い当工場では、熱中症の発生は個人の要因に大きく影響を受ける。そこで、ドリンク配布等のサポートに加え、始業前の顔色問診と熱順化、効果的な水分摂取、緊急時対応のマニュアル化に取り組んだ結果、夏季の体調不良全般において早期対処が可能になった。
10時30分〜10時40分 休憩
昨年6月厚労省より新腰痛予防指針が出された。これを受け、弊社会福祉法人は、介護、保育の従業者への腰痛予防に取り組むことに決めた。腰痛者の把握、意識調査を受け、教育、リフトの使用に取り組んだ。まだ、全スタッフに浸透したと言えないが、現在に至る取り組みを報告する。
採血時の手袋着用は、感染予防に効果的だが、静脈触知や操作の困難性を理由に着用しない状況も見受けられる。職員へのアンケート調査を実施し、手袋着用を左右する要因が分かった。この結果を基にポスターを作成し教育指導を行い着用率向上への取り組みを行った。
当社では救急患者が発生した場合の緊急ホットラインとして社内119番システムを導入し、要請時は産業医・看護師が発生現場に駆けつけて対応・処置を行っている。東日本大震災の教訓から救急救護の重要性を再認識し、より迅速でより適切な救急救護の強化に取り組んだ。
研究所では、様々な有害物を取り扱っているが、作業者に対する作業環境測定と特殊健康診断のための使用実態調査を異なる部署で行っていたため、両者の整合性が取れない場合があった。そこで、一度の調査で整合性が取れる仕組みを作り、労働衛生管理が向上した。
12時00分〜13時00分 昼休み
有害物質ばく露による健康障害防止のため呼吸用保護具が使用されているが、有害物質の規制は年々厳しくなり保護具においてもより高い性能が求められるようになってきた。本報では、電動ファン付き呼吸用保護具使用による有害物質からのばく露防止効果についていくつかの事例を報告する。
講演
放射線による健康影響のメカニズムを分かりやすく解説し、自然環境や人工的な放射線への曝露実態を比較してリスクの程度を把握する。その上で、放射線障害の予防原則について解説する。
特別報告
全国衛生管理者協議会は今年で20周年を迎える。設立の経緯と活動の歴史を紹介するとともに、現在の事業場における衛生管理の実情、今後、事業場において求められる衛生管理者の役割および期待することを述べる。
14時50分〜15時00分 休憩
パネルディスカッション
17時00分