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中央労働災害防止協会(中災防)
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第73回 全国産業安全衛生大会2014 in 広島

メンタルヘルス/健康づくり分科会

【会場】広島市文化交流会館 広島文化学園HBGホール 〔 広島市中区加古町3番3号〕
【交通】路面電車「市役所前」下車、徒歩約12分

10月23日(木)のプログラム(9時00分開場)

 9時30分
(1) 自分らしい豊かな生活を送るための「健康一級」活動
(株)ディスコ広島事業所 広島総務部総務グループ 保健師 峠越 千歩

自分の健康状態を常に一級に維持していくため、健康一級を目指す活動を行った。具体的には、BMI数値を指標とし、理想範囲に入れる取り組みを行い、当初は個人データ利用に抵抗を持つ社員も多かったが、健康のため、独力、あるいはメンバーと一緒に目標を目指す活動となった。

 9時50分
(2) マツダにおける生活習慣病ハイリスク者フォローの取り組み
マツダ(株)安全健康防災推進部 健康推進センター 保健師 眞鍋 里恵

海外派遣者の増加、継続雇用による社員の高齢化等により社員に対する健康管理の重要性が増している。心疾患や脳血管疾患を引き起こす危険の高いハイリスク者の選定基準を明確化し、健診後のフォロー体制の見直しを実施した。活動内容と課題について報告する。

 10時10分
(3) トヨタ自動車における保健指導とその効果について
トヨタ自動車(株)安全健康推進部 健康改善室 健康開発G 田中 みき

生活習慣改善を目的に、健康診断の事後措置の一環として保健指導(行動変容プログラムを用いた保健指導やメタボリックシンドローム対策等)に取り組み、一定の効果が確認できたので、その取り組み内容と結果、および更なる改善に向けた今後の対応について報告する。

10時30分〜10時40分 休憩

 10時40分
(4) 従業員の健康管理意識向上に向けた取り組み
(株)九電工 東京本社 総務部保健師 月岡 三知江

業務優先で健康管理に無関心な従業員へ、自己保健義務の周知とともに社内で「スロージョギング」「脱・メタボリンピック」「動脈硬化測定」を企画し実施した。個々の行動変容ステージに合わせ誰でも参加しやすい内容に工夫した結果、健康管理に関心を示す従業員が増え、有所見率の低下につながった。

 11時00分
(5) みんなでわいわい楽しい従業員、家族で行う健康づくり
(株)九電工 福岡支店 総務部 保健師 木下 久美子

運動習慣がない人が約6割いたことから労使でプロジェクトを作り皆で楽しくスロージョギングによる運動を定着させた。定着には教育、健康管理ノート、プレイボタン、健康づくりイベントを取り入れた。15ある点在事業所のため啓発活動には苦労したが、その結果、定健の有所見率も低下した。

 11時20分
(6) ヒートマップを活用した健康問題の見える化と今後の展望
本田技研工業(株)トランスミッション製造部 安全衛生ブロック 成田 和歌子

近年、労働者の一般定期健康診断結果において有所見率が半数を超えている。当事業所においても従業員の平均年齢が上昇するに従い、様々な健康問題が生じている。そこで従業員の健診結果をもとにヒートマップを作成し、見える化を行い、その結果と今後の課題について報告する。

 11時40分
(7) 深夜勤務に従事する警備社員の健康管理を徹底するための、当社の取り組み状況
コスモ警備保障(株)総務本部主任 浜名 和歌

深夜業務に従事する警備社員は、生活リズムおよび食生活が変則になることから、生活習慣病を起こすリスクが高いと考えられる。社員の健康管理を社の重点施策と定め、健康管理規定の制定、定期健康診断結果における有所見のフォロー等に取り組み社員の健康管理の徹底に努めている。

12時00分〜13時00分 昼休み

 13時00分
(8) 社員の性差を考慮した健康支援の検討
東日本旅客鉄道(株)JR東日本健康推進センター 保健看護室・看護師 矢古宇 裕子

当施設では、ダイバーシティを推進し、働きやすい職場づくりの為、基礎調査を基に「性差の理解を目指す男性社員も含めたセミナー」と「セルフケアを目指す女性社員向けセミナー」を開催した。性差に関する関心・理解度や、女性社員の対処行動の変化について検討したのでここに報告する。

 13時20分
(9) 新入社員の健康管理対策〜入社半年前からの取り組みと今後の展望〜
西部ガス(株)人事労政部 保健師 木村 暁子

当社の新入社員教育は、人事労政部が主体となり実施しており、健康管理面においては医療職も取り組みを行っている。入社後の環境変化に順応しやすい様、入社半年前から支援を開始し、入社後1年にわたり継続的な支援を実施している。その取り組み内容と課題・今後の展望について紹介する。

 13時40分
(10) 中小企業における安全衛生対策 高年齢者も「働いてよかった」と思う事業場づくり
中国電機製造(株)柱上変圧器リサイクル部 マネージャー 土居 和雄

変圧器の解体リサイクル業務を平均年齢57歳・交替勤務制で24時間360日の操業。新規雇用者が8割。安全衛生意識を持ってもらうことから始まり、傷病による労働損失という最大のリスクに立ち向かうため、様々な研修・環境づくりを試行錯誤で本社に頼らず、低予算で実施している。

14時00分〜14時10分 休憩

講演

 14時10分
労働安全衛生法改正法案のストレスチェック制度について
厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課長 泉 陽子

労働安全衛生法改正法案のストレスチェック制度(労働者のストレスの程度を把握し、セルフケアや職場環境の改善を通じてメンタルヘルス不調の未然防止を目指す)を解説。

15時00分〜15時10分 休憩

 15時10分
(11) 高年齢者が現場でいきいきと働くための取り組み〜身体能力のみえる化と運動実践プログラムの実践に向けて〜
トヨタ自動車(株)安全健康推進部 安全衛生室 安全2G 主任 田中 赴夫

高年齢者雇用安定法の改正を受け、生産事業場の直接作業者の高年齢化が進むため、高年齢者に対する安全衛生の取り組みが必要。退職するまで直接作業でいきいきと働く為に必要な体力をみえる化し、体力維持向上を行うことで災害・疾病未然防止を図る。

 15時30分
(12) 受動喫煙防止・喫煙率低減への取り組みについて
(株)リコー 厚木事業所 総務統括センター 厚木総務センター 山脇 学

受動喫煙防止対策及び喫煙率低減対策について、コストを掛けずに、弊事業場で取り組んできた「スワンスワンデー(就業時間内喫煙)」「スワンスワンタイム」「喫煙者公聴会」「屋外喫煙試行デー」「喫煙所屋外化」「禁煙セミナー」「禁煙プログラム」等の施策内容および現状を報告する。

 15時50分
(13) Face to Faceの禁煙対策
住友理工(株)人事総務部 ヘルスケア室 濱田 静江

'13年1月より受動喫煙対策を実施。看護職の禁煙サポートも取り組んだ。禁煙希望者を募る為に様々な周知方法を行ったが参加がなかった。看護職のFace to faceの禁煙サポートにより行動変容につながった。「現場・現物」を産業保健の場で今後も更に実践して行く。

16時10分〜16時20分 休憩

 16時20分
(14) 今でしょ!風通しの良い職場づくりへ〜安全・安心プロジェクトチームの取り組み〜
東京急行電鉄(株)鉄道事業本部運輸営業部蒲田駅 金森 麟太郎

当職場は駅改良工事を行っており、粉じん、騒音と隣り合わせで業務を行っている。働くうえで健康が第一であるが、どのようにすれば職場の環境保全が保たれるかを考え、工事会社とディスカッションをおこない、職場の目標である風通しの良い職場へ向けて活動を行った。

 16時40分
(15) 「NST WAY→2020」社員が活き活きと働き続けられる職場づくりを目指して
NTT データシステム技術(株)総務部ヘルスケア推進担当・主任 若林 鯉佐

当社ではメンタル不調者が増加傾向にあった。その状況を改善するため、一次予防、二次予防への取り組みを強化し、高い効果を得ることができている。さらに、活き活きと働き続けられる職場づくりを目指し、新しい取り組みも開始した。そこで、現在実施している取り組みについて紹介する。

 17時00分

 

10月24日(金)のプログラム(9時00分 開場)

報告

 9時30分
衛生管理者に対するメンタルヘルスに関するアンケート結果報告
中央労働災害防止協会 総務部相談員 武田 繁夫

全国衛生管理者協議会が25年度に実施したアンケート「衛生管理者のメンタルヘルス活動について」の結果について説明する。(23日労働衛生管理活動分科会パネルディスカッション内容)

 9時50分
(16) スマートストレスマネジメントの取り組み〜ストレス可視化による都市型ヘルスケア〜
トータルフィット(株)保健師 鵜野 雅子

知識労働集約型企業2社を対象に、メンタルヘルス対策として早期の心身の問題への気づきを促し、運動やリラクセーションを定期的に実施することで、適切なマネジメントの方策を提案し、メンタルヘルス不調となることを未然に防止することを目的として実施した。

 10時10分
(17) 組織と人の活力ある職場づくりを目指して〜メンタルヘルス専門分科会活動紹介〜
(株)東芝四日市工場 総務部安全担当 猪山 久美子

2012年10月安全衛生委員会下部組織の中にMHP(MentalHealth Promotion Plan)専門分科会を立ち上げ、従業員参加型メンタルヘルス一次予防活動をスタートさせた。現在「東芝四日市工場版職場改善支援ツール」を使用、モデル職場での検証を進めているので報告する。

10時30分〜10時40分 休憩

 10時40分
(18) メンタルヘルス予防活動の再構築・しくみ化「メンタル疾患者ゼロへの挑戦」
サンデン(株)八斗島事業所 総務部総務STQM グループ 石原 景

従来取り組んできた課題対応活動を事業所のしくみとして構築・実行した経緯・苦労を発表する。「新たなツールの活用」「組織強化のための教育体系作り・仕掛けの工夫・変更」など試行錯誤して得られたことを単純化して部門展開を行った。結果として、新規休業者も減少している。

 11時00分
(19) 保健師職場巡回によるメンタルヘルス対策の取り組み〜「待ち」から「攻め」への改革〜
(株)NTT データSMS 経営企画本部総務部総務担当課長 工藤 祥文

業務の特性上社員が多数の職場に点在する中で、メンタルヘルス対策として保健師による職場巡回を開始した。事前に実施したストレスチェックの結果を参考に職場の特性に応じた巡回メニューを用意しメンタル不調者予備軍を早期にフォローした事で新規の長期休業者ゼロを達成した。

 11時20分
(20) 管理監督者のグレード別メンタルヘルス研修とその成果について
旭硝子(株)京浜工場 健康管理センター 立花 由紀

わが社は、3年前より管理監督者のグレード(段階)別にメンタルヘルス研修を行ってきた。今回研修効果のアンケート調査を行った。調査結果から部下に対する対応の変化が見られた等の成果が得られたので、研修の成果と今後の課題について報告する。

 11時40分
(21) メンタルヘルス不調に関する職場復帰支援プログラムの導入について
小田急電鉄(株)人事部小田急健康管理センター 臨床心理士 岩田 直威

メンタルヘルス不調による休業からの復職については、復職直後に再燃する例が少なくない。そこで当社では、心身への過度な負担を避けつつ、業務遂行能力の回復を図ることを目的に職場復帰支援プログラムを導入した。その結果、多くの従業員が円滑な職場復帰を果たした。

12時00分〜13時00分 昼休み

 13時00分
(22) 有所見者の改善を目指した、集団での継続的な健康・体力づくり運動の取り組み
アルプス電気(株)古川工場 古川総務課・課長代理 小林 宏彰

有所見者への運動の啓発だけでは改善が見られなかったので、会社で運動をテーマとした取り組みを行うこととした。週1回、就業時間後の1時間、毎回異なる内容のプログラムを3ヶ月間、社員に実施した。集団で継続的に運動を実施することで運動習慣の定着と運動意識の醸成を図った。

13時20分〜13時40分 休憩

パネルディスカッション

 13時40分
中災防創立50周年事業 これから求められる「げんきdeワーク 〜心とからだリフレッシュ運動〜」とは
パネリスト
    (公財)労働科学研究所 副所長      吉川 徹
    住友理工(株) 人事総務部 ヘルスケア室 主査      川越 隆
    藤沢タクシー(株)代表取締役社長      根岸 茂登美
司会
    中央労働災害防止協会健康快適推進部 研修支援センター 所長      三觜 明

 15時10分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

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