10月29日(木)プログラム(9時00分開場)
- 9時00分
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(1)安全・健康管理に関する社員の意識改革
中部相互警備保障(株) 事業本部 管制課長 | 長尾 浩之 |
弊社所属の約500名以上の社員が契約先の現場にて警備(保安)業務を円滑に遂行するにあたり個々の安全・健康管理の徹底は必要不可欠である。直近1年間に社員の自己管理不足によるとみられる欠勤が数件発生しており、その意識改革の必要性を痛感し、弊社全体として指導強化を試みた。
- 9時50分
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(2)安全意識を育む組織づくり─安全意識が企業文化として定着するために─
日本空港給油(株) 給油業務部付マネージャー | 土橋 聰 |
弊社は成田空港で航空機へ給油を行っているが危険物を扱っているため安全確保は絶対である。そのため、リスクの低減のためリスクマネジメントシステムを導入している。しかし、どんなシステムでも動かすのは人間であるので「安全意識が企業文化として定着」するように日々努力している。
- 10時10分
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(3)国立大学における労働安全衛生マネジメントシステムの導入
国立大学法人九州工業大学 安全衛生推進室 事務職員 | 小林 大起 |
国立大学法人化を背景に本学では労働安全衛生マネジメントシステムを導入した。本学の安全衛生活動方針を上位概念として、これを実現するため安全衛生に関する重要な業務を洗い出し、手順の文書化・マニュアル化を行って共有・運用することで、安全衛生管理体制の強化を図った。
10時30分〜10時40分 休憩
- 10時40分
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(4)熱中症予防に向けた警備員教育と巡察徹底の重要性
日本信託警備(株) 管理室 総務課 課長代理 | 山本 智史 |
屋外での勤務が多い警備業において、真夏の熱中症対策は至上命題である。当社では安全衛生委員会で提出される資料を警備員教育に取り入れ、意識づけを行っている。隊員の年齢や勤務時間帯の幅が広く、定着するまでに時間を要したが、巡察指導の徹底により事故防止を図っている。
- 11時00分
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(5)社会福祉法人における安全衛生の体制づくり
(社福)伸こう福祉会 保育園キディ鵠沼・藤沢 | 横山 加代子 |
30以上の施設が県内に点在しているため、健診後の二次検査受診勧奨や就業制限の指示が出ている人へのフォローが十分実施できていなかった。そこで、施設長と施設の看護師合わせて74名に衛生推進者としての研修を実施、任命し、法人全体で安全衛生に取り組みはじめたので報告する。
- 11時20分
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(6)休職者の職場復帰プログラムについて
ユニー(株) 業務サポート本部 人事部 シニアチーフマネジャー | 鈴木 健介 |
弊社では平成16年より長期間の休職者あるいは短期間のメンタル不調の休職者が職場に復帰する際に、短時間勤務から徐々に時間を延ばしてゆくリハビリ勤務制度を導入した。ご本人の不安の払拭と会社側の復職可否の確認ができ、受入れ店舗での認識も芽生え非常に好評である。
- 11時40分
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(7)職員の腰痛等業務上疾病予防に関する健康支援─衛生委員会の試み─
(社福)愛知県厚生事業団愛厚ホーム大府苑 主任(理学療法) | 佐野 哲也 |
介護現場では講習会による知識及び技術の向上やリフト等福祉機器導入により介護負担の軽減を図り、腰痛等の予防に努めている。今回、セルフストレッチを主とした定期的かつ継続的な健康支援を理学療法士(常勤)が職員に実践した。この試みは、腰痛等予防に寄与するものである。
12時00分〜13時00分 昼休み
事例報告
- 13時00分
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小売業における労働衛生活動の特徴と課題
イオン(株) グループ人事部 イオングループ 総括産業医 | 増田 将史 |
労働衛生に関する法的要求事項は、非正規雇用・小規模分散型という小売業の実態にそぐわない点も多い。第12次労働災害防止計画で小売業が最重点業種とされている昨今、本社での取組みを交えて活動の特徴・課題を報告する。
事例報告
- 13時30分
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当社における健康管理とメンタルヘルス対策について
(株)大丸松坂屋百貨店 業務本部 人事部 福利厚生企画スタッフ | 田和 正美 |
当社は、平成15年から労使・健康保険組合・個人が一体となり、疾病予防を基本とした「健康実現計画」を実施してきた。長期に亘る取組みの中での課題や今後の取組み事項等を報告する。
特別報告
- 14時00分
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小売業における労働災害の実態と防止活動の推進方策
(独)労働安全衛生総合研究所 人間工学・リスク管理研究グループ 首席研究員 | 高木 元也 |
小売業における労働災害データの分析、団体等へのヒアリングにより把握した労働災害が減少しない要因、災害防止活動の先進的取組、業態別特性を踏まえた安全上の課題抽出等に基づき、今後の小売業の労働災害防止活動の推進方策を提示する。
14時30分〜14時40分 休憩
事例報告
- 14時40分
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当社の安全衛生の取組みについて
クルー(従業員)が安全で健康でいきいきと働ける工夫や支援、職場環境づくりが重要である。当社はパート・アルバイトを中心に事業運営を行っているが、クルーのための安全衛生・健康管理等の各種施策を紹介する。
事例報告
- 15時10分
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より良い人間関係と働きがいのある職場の実現─メンタルヘルス推進室の取組み─
スギホールディングス(株) 代表取締役副社長 | 杉浦 昭子 |
「うつ病を減らす!」2008年メンタルヘルス推進室を立上げ、産業医(心療内科医)と連携。幹部研修・110番通報窓口・管理者と部下の定期的メンタル面談でうつ病が減った。
15時40分〜15時50分 休憩
講演
- 15時50分
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私のカレーなる人生の遍歴
(株)ライトアップ カレーハウスCoCo壱番屋 創業者 | 宗次 コ二 |
これまでこの業界で培った徹底したこだわりは、文化事業運営・福祉活動においても生かされている。自分以外の人々に対してどのように関わっていくのか…「宗次流」人生観とは、自分自身のこれからの生き方を華麗に語る。
16時50分
10月30日(金)プログラム(9時00分開場)
- 9時30分
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(8)安全巡視パトロールに見る実態と安全教育の必要性
(一社)愛知ガラス外装クリーニング協会 安全対策委員長 | 加藤 久博 |
労働災害の中で最も重篤な事故につながる高所作業。当協会では厚生労働省にご指導頂き、発刊された「清掃作業安全基準」を教材として安全教育を実施し、また、労働局安全専門官の同行のもと年5回の安全巡視パトロールを実施しており、その活動内容を報告する。
- 9時50分
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(9)安全衛生管理体制の更なる徹底に向けた取組み
イオンリテール(株)東海・長野カンパニー 人事総務部 人事グループ | 西長 志郎 |
これまでの労働災害防止の取組みが改善につながっていない中、まずは事業所単位での安全管理体制を構築し、さらに年間計画を基に進捗管理、フィードバックのプロセスを実行し改善を図ると共に、メンタルヘルス対応についても、研修等を中心に従業員の意識の向上を図っていく。
- 10時10分
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(10)警備員の契約先(事業場等)における心の健康づくりについて
警備請負業務の性質上、警備員を直接契約先に個別配置する形式をとっているため、警備員に対する安全衛生指導やメンタルヘルスケアの問題点を見出し、「心の健康づくり」にいかにして取り組み、予防対策・病気の兆候の早期発見と治療へのバックアップから現場復帰までの実践を紹介する。
10時30分〜10時40分 休憩
- 10時40分
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(11)窓口を運営する従業員の安全衛生の確保に向けた取組み
収益確保と業務効率が求められる店舗は最低限の要員で運営される。シフト勤務・月毎に変わる不規則な休日・病気等による突然の欠勤といった「勤務リスク」と報連相の確保等の職場内の円滑な人間関係を求める「運営リスク」が伴う。その2つのリスク排除に向けた取組みを紹介する。
- 11時00分
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(12)教育現場で働く技術職員が企図する労働安全衛生管理への取組み
(独)国立高等専門学校機構 福井工業高等専門学校 教育研究支援センター 技術専門職員 | 清水 幹郎 |
工業高等専門学校では教員と共に技術職員が実験実習を担当する。技術職員が授業支援や研究活動の業務を教員および学生と共に安全かつ衛生的に行えることを目的に、技術職員の視点から追求した「労働安全衛生プロジェクト」を立ち上げた。プロジェクトの現在までの活動内容を報告する。
- 11時20分
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(13)病院職員の腰痛発生状況と朝礼時の体操への取組みについて
(医社)喜峰会東海記念病院 リハビリテーション部 科長 | 井澤 寿敬 |
当院の職員へ腰痛調査を実施した。患者移乗、入浴等を行う職員だけではなく事務職の方々にも同様に腰痛が発生していることが分かった。全ての職員が意識して取り組むことができる朝礼時に体操を行うことで、腰痛に対する意識に変化が起こるのではないか検討している。
11時40分