第74回(平成27年度)全国産業安全衛生大会2015 in 名古屋

交通安全分科会

【会場】
愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 〔名古屋市中村区名駅4-4-38〕
【交通】
JR・地下鉄・名鉄・近鉄の各「名古屋駅」下車 徒歩2〜5分

 

10月30日(金)プログラム(9時00分開場)

9時30分
(1)交通事故防止対策の取組み
(株)トーエネック
安全環境部 安全衛生グループ担当課長
塚本 浩二

毎年多くの交通災害が発生し、その背景には事故に対する危機感の欠如、業務優先の風土が考えられる。これを踏まえ、交通災害激減を目指し、管理者の意識向上教育、運転者の意識改革、個人に適した働きかけ、車両運行社内基準の厳格化、危険感受性向上を推進している。

9時50分
(2)有責車両事故低減に向けた立哨活動報告─「おはよう」から「安全にかえる」まで─
シーキューブ(株)
ICT 事業本部 安全品質部 課長
松原 章

愛知県は車社会都市であり、車両事故も後を絶たない。当事業本部においても年間10件程度の有責事故が発生している。防止対策の一環として社員出社時の「立哨活動」に取り組み、挨拶から始まる「心のゆとり」と「交通安全ビラ」を配布して「安全意識改革」を図り、有責事故を低減させた。

10時10分
(3)ドライブレコーダー映像を使用した「安全メールの輪」について
東邦ガス(株)
供給管理部 安全・教育グループ 課長
望月 誠

若手社員の交通災害削減に向け、ドライブレコーダー映像を使用した社内メルマガ発信に取り組んだ。入社5年目以内の社員133人が毎日交代で、1年で266件、ヒヤリハット映像と自分として守ることを供給本部員全員850名にメール送信し、結果10件→2件に交通災害を削減した。

10時30分
(4)私たちの幸せのための「攻めの安全推進」
東京急行電鉄(株)生活創造本部 リテール事業部 東急ベル推進部
東急ベル 鷺沼営業所 ベルキャスト・リーダー
白石 聡

自動車を使ったお届け業務に従事する私達にとって「安全」は根幹を成す重要なテーマである。危険側から対策を考え、その危険な状態をなくしていく姿勢や視野を広げチャレンジしてゆく姿勢を「攻めの安全」と定義し、安全な環境づくりを推進、事故の大幅な削減につなげている。

10時50分〜11時00分 休憩

11時00分
(5)製薬業界における営業車両の運転に関する新入社員研修への取組みについて
日本製薬工業協会 営業車両事故防止研究会
(キョーリン製薬ホールディングス(株)グループ総務人事統轄部 課長)
長谷川 誠治

製薬業界の中で発生する労働災害事故の中で、営業車両による交通事故が大きな要因の一つになっている。中でも新入社員の事故発生率が高い状況にある。新入社員教育は、毎年ゼロからの繰返しであり、大きな課題となっている。この課題への業界としての調査結果と取組成果を発表する。

事例報告

11時20分
当所の交通災害絶滅に向けた取組み
(株)トーエネック教育センター
副所長
神谷 裕明
全社の教育・研修施設として従業員はもとより協力会社の社員を含め、多くの受講者を受け入れている。今回、職員の安全教育と合わせ若年層の交通事故防止の観点から、特に新入社員に対する職場配属前の必須科目として実施する交通安全教育の取組みを紹介する。

11時40分〜12時50分 昼休み

講演

12時50分
鉄道の高速化における技術革新とそれを支える日本の技術
東海旅客鉄道(株)中央新幹線推進本部
リニア開発本部 担当部長
鳥居 昭彦
超電導磁気浮上式鉄道(超電導リニア)は、東海道新幹線で培った技術を基に輸送システムを構築している。今回、東海道新幹線の高速化の経緯と超電導リニア技術の概論について講演する。

13時50分〜14時00分 休憩

14時00分
(7)事故防止のための新型ドラレコ・デジタコや点呼支援システムの導入について
名鉄バス(株)
管理部 人事課 主任
菅田 亘
バス会社の永遠の課題である「運転事故ゼロ」に向け、当社では新型のドライブレコーダーとデジタルタコグラフを導入し、また始業時などの点呼執行業務を支援するシステムの機能改善を行った。これによるヒヤリハット活動・KYTの活性化や点呼の質の向上といった効果も交え報告する。
14時20分
(8)ドライブレコーダーを活用した安全運転の意識・行動改善に向けた取組みについて
三菱オートリース(株)
市場開発部 課長
鈴木 雅幸
安全運転の意識・行動改善に向けドライブレコーダーを全車両に装着した。運転実態の可視化と傾向分析により課題を特定し、その解決に適した社内ルールを整備した。さらにe-learningによる社員教育等、効率的な運用を実施した結果、事故件数が減少し保険料率も大幅に改善した。
14時40分
(9)運転者の視点動作を活用した交通事故防止研究
東海旅客鉄道(株)東海鉄道事業本部
新城工務区 施設技術係
寳満 晋作
現在、当社の交通事故発生に歯止めがかからない状態である。そこで個人の運転技能や運転傾向を把握し、交通事故防止の取組みに活かすことにした。視点動作が分析できる「アイカメラ」を活用し、個人の運転技能や視点動作、年代別の運転傾向を把握し、運転前の交通KYに活かした。
15時00分
(10)ドライブレコーダー映像を活用した交通災害防止教育
(株)九電工福岡支店 福岡東営業所
配電グループ 担当
千々和 信太郎
交通災害防止のため、ドライブレコーダーを全車両に設置し、その映像を活用した安全運転教育を行った。自身の運転特性の把握、優良運転事例を視聴することにより、安全運転への意識向上と物損事故減少にもつながった。全従業員が運転時の危険予知に対する感受性が向上したので紹介する。

15時20分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

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