10月29日(木)プログラム(9時00分開場)
- 9時30分
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(1)事業場における防じん、防毒マスクの選択、着用、保守管理等に関する実態調査結果
優良で快適な保護具を開発、製造するため、事業場の要望・ニーズを調査した。対象保護具は防じんマスクおよび防毒マスクとし、使用状況等についての実態調査票を作成後、製造業を中心に配布し、解析した。その結果から、更なる優良で快適な保護具の開発、製造が期待される。
- 9時50分
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(2)労働安全衛生法改正の付帯決議に関する岡崎歯科医師会の産業歯科保健活動
労働安全衛生法の一部改正(平成26年6月19日)に伴う産業歯科の付帯決議(基発0625第4号)「業務と歯科疾患の関連についての知見の収集と、歯科健診のあり方」について、労使関係者の理解を得つつ職域における歯科保健対策について具体的に検討していただく事例である。
- 10時10分
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(3)AGC旭硝子(株)愛知工場における熱中症対策とその特徴
旭硝子(株)愛知工場 健康管理センター 保健師 | 塚本 愉衣 |
当工場では自動車ガラスを主に製造しているが、原材料の溶解、ガラスの曲げ・強化等の暑熱工程が多数存在する。熱中症の予防と発生時の重症化防止のために、工場健康管理センターが医学・医療面から場内各部署、協力会社をバックアップし、成果を挙げている。
10時30分〜10時40分 休憩
- 10時40分
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(4)メガソーラー工事における熱中症予防対策
(株)九電工大分支店 大分営業所 工務統括グループ 副長 | 藤原 尚彦 |
広大な作業現場における安全衛生管理は、相互監視が困難であり体調不良を起こしても対応が遅れてしまうことがある。熱中症対策に主眼をおいて「熱中症情報メール配信サービス」の活用、「脱水症状確認表」のトイレ掲示、「熱中症予兆一覧表」の掲示等で作業員の意識向上を図った。
- 11時00分
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(5)「人にやさしい」を基軸に活動─衛生管理者委員会の活性化─
サンデンホールディングス(株)赤城事業所 サンデン・オートモーティブコンポーネント(株)製造部 部品製造2課 | 宮村 勝 |
「人にもやさしくなければならない」、この言葉を聴き衛生管理者委員会は年間計画を白紙に戻し、「人にやさしい職場づくり」を目指す計画作成と作業・施設の改善案提示を進めた。衛生管理者の意識が変われば委員会は活性化する!委員会メンバーの意識を変えた活動を紹介する。
- 11時20分
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(6)衛生管理者の視点で取り組む労働安全衛生活動─チーム安城衛生管理者の会─
当社は衛生管理者の資格取得を推進し、労働安全衛生管理水準の向上を図っている。当事業所では衛生管理者の視点で取り組む活動を更に推進するため、「チーム安城衛生管理者の会」を発足した。従業員が健康で安全・安心して働く、働きがいのある職場づくりの取組みについて紹介する。
- 11時40分
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(7)JFEスチール(株)西日本製鉄所(倉敷地区)における熱中症対策
JFEスチール(株)西日本製鉄所(倉敷地区) 安全衛生室 主任部員 | 永吉 弘樹 |
当製鉄所(倉敷地区)において、熱中症が発生している。対策として休憩場所の確保など作業環境の改善、温熱環境評価シートによる作業時間の管理強化などを行ってきた。また、2015年は職場での対策の浸透を図るべく熱中症教育を行っていく。
12時00分〜13時00分 昼休み
- 13時00分
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(8)レーザ保護めがね類の選定基準の各論
保護めがねの使用はリスクを認識し、各作業者が正しく使用することが重要であるが、レーザ光の場合、それらに加えて正しいレーザ保護めがねの選定が重要となる。保護めがねの各選定の際に必要な数値データについて、事例を基に説明し、正しい保護めがねの選定について考察してみたい。
- 13時20分
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(9)空調管統括部における熱中症予防の取組みについて
(株)トーエネック 営業本部 空調管統括部 技術グループ 副長 | 加藤 法宏 |
近年、地球温暖化の影響で、初夏から秋口にかけて熱中症の発生する危険度が年々増加傾向にあり、熱中症予防の対策が必要不可欠となっている。当部署が、熱中症予防対策の一環として実施している「熱中対策応急キット」の現場事務所への配備などについて紹介する。
- 13時40分
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(10)電車乗務員に対する睡眠時無呼吸症候群の対策について
名古屋鉄道(株) 人事部 労政担当 保健師 | 鈴木 亜砂美 |
平成15年3月に国土交通省より「睡眠時無呼吸症候群に係る運転士の健康管理について」の通達が出された。これを受けて当社では、全ての電車乗務員にPSG(一泊精密検査)を実施した。その後は、簡易検査に切り替え、睡眠時無呼吸症候群の早期発見・適正管理に努めている。
特別報告
- 14時00分
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現場が求めるメンタルヘルス教育の提案
中央労働災害防止協会 中部安全衛生サービスセンター 事務長補佐 | 山口 良枝 |
当センターは、平成26年度に事業場から75件を超えるメンタルヘルス教育の依頼を受けて実施した。依頼に共通する特徴や教育の進め方などを紹介するとともに、安全衛生スタッフの声や事例を基に、有益なメンタルヘルス教育を提案する。
特別報告
- 14時30分
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危機対応時に生じる従業員の様々な健康課題に対応するための対応マニュアルの開発
産業医科大学 産業医実務研修センター長・教授 | 森 晃爾 |
危機事象が発生した際、多くの従業員に様々な健康課題が、経過によって変化しながら長期にわたって発生する。事例分析をもとに開発したマニュアルの使用方法を発表する。
15時00分〜15時10分 休憩
パネルディスカッション
- 15時10分
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今、衛生管理者に求められる役割
パネリスト
椎野労働衛生コンサルタント事務所 所長 | 椎野 恭司 |
新日鐵住金(株)名古屋製鐵所 安全環境防災部 安全健康室 主幹 | 瀧口 好三 |
(株)デンソー高棚製作所 安全環境課 課長 | 占部 吉影 |
助言者
ミドリ安全(株)顧問(初代全国衛生管理者協議会副委員長) | 安部 健 |
司会
HOYA(株) HOYA グループ OSH 推進室 環境・安全衛生統括マネージャー | 神津 進 |
17時10分