局所排気装置等により有害なガス、蒸気、粉じん等を排除することは、作業環境改善の有力な手段です。良好な作業環境の実現のためには、適切な局所排気装置等を設置し、その性能を確保することが必要です。このため、行政においても特に設計の段階におけるチェックとして、労働安全衛生法第88条に基づく計画の届出を定めています。

本コースでは、局所排気装置、プッシュプル換気装置等の設計の手順等について専門知識の研修の後、設計演習によって設計技術を身につけていただくとともに設計結果をチェックするため、実際に局所排気装置モデルを作成して性能測定実習をする等、設計施工業者はもちろんユーザーも含めて施工、仕様、管理、発注にたずさわる技術者等のために必要な専門知識を体系的に研修します。