OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)、リスクアセスメント、機械安全
リスクアセスメント
リスクアセスメントの進め方と効果
2 リスクの見積りの例
リスクの見積り方法は、リスクの要素を数値表現する方法(数値化する方法)と数値表現しない方法(数値化しない方法)の大きく2つの方法があります。
(1)数値化する方法
リスクの要素である「ケガの重大性」や「ケガの発生の可能性」をそれぞれ数値化し、それらを数値演算(足し算、かけ算等)してリスクを見積もる方法です。
さらにリスクの要素に「危険状態が発生する頻度」を加えた3つの要素で見積もる方法もあります。
- ケガの重大性とケガの発生の可能性の組合せ
- ケガの重大性と危険状態が発生する頻度と危険状態が発生したときにケガに至る可能性の組み合わせ
(1)2.の例
(2)数値化しない方法
ケガの重大性とケガの発生の可能性をそれぞれ横軸と縦軸にした表(行列:マトリックス)に、 あらかじめケガの重大性とケガの発生の可能性の度合いに応じたリスク程度を割り付けておき、 見積り対象が該当する列と行を選び、リスクを見積もる方法です。
なお、リスクの大きさの順に序列を決めて行う方法や枝分かれ図を用いた方法(リスクグラフ)もあります。
- ケガの重大性とケガの発生の可能性のマトリックス
- ケガの重大性とケガの発生の可能性をマトリックスにし序列化
- ケガの重大性とケガの発生の可能性を段階的に分岐(リスクグラフ)
(2)1.の例

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