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第69回全国産業安全衛生大会2010in福岡

安全衛生教育分科会

会場 福岡国際会議場 多目的ホール1 福岡市博多区石城町2-1

交通 JR博多駅からバスにて約15分

10月7日(木)のプログラム(9時00分開場)

9時30分

1  大学における安全衛生教育に関する取り組み

国立大学法人広島大学 東広島リスクマネージメント・G 助教  上村 信行

当大学は法人化以降、教職員や学生に対して広島大学独自の安全衛生に関する教材を整備し、安全衛生教育に取り組んできた。学生には新入、編入時、専門課程以降時の教育を、教職員には各週間時の講演会等を行っている。現況と今後の課題を報告する。

9時50分

2  学生・教職員に対する安全衛生教育への取り組み

国立大学法人九州工業大学 飯塚地区情報工学部 技術部 安全管理者(副技術長)  楠本 朋一郎

毎年、学生が入れ替わり、また多種多様な作業形態が存在する大学において、安全教育は非常に重要である。また、安全衛生に係る啓発活動は、大学という特殊な環境に長年染み込んだ意識を変革する意味でも重要である。今回、本学部の教育訓練・啓発活動に対する取り組みを報告する。

10時10分

3  究極の安全を目指し現場で取り組むCS活動

東日本旅客鉄道(株)水戸支社勝田運輸区 主任運転士  草野 敦

当支社のCS(チャレンジ・セーフティ)活動は、若手の人材育成を兼ねる。要因分析や回避方法等の情報提供をする「気になる声チーム」と規定類や過去事例を参照する「知恵の記録チーム」、この2チームが合体した「気になるプロチーム」がヒヤリハットへの回答や改善を行い職場の安全を支えている。

10時30分〜10時40分 休憩

10時40分

4  事務・技術職の安全教育の一考察

(社)日本自動車工業会安全衛生部会 Bグループ研究会委員日野自動車(株)グローバル安全健康推進部 主管  齊藤 訓男

事務・技術職においても災害事例が少なからずあり、死亡災害や休業災害も発生している。これまで、作業者における災害研究に取り組んできたが、自動車メーカー各社の事務・技術職の休業災害を調査・分析し、「安全教育マトリックス」を作成した。理想的な安全教育の一助として発表する。

11時00分

5  日々行っている安全管理活動について

警備開発(株)本社事業部 システム課 係長  檪原 孝

安全指導時に、新人から教えられたことがある。自分にとっての「当たり前」と他人にとっての「当たり前」は違うということである。人により安全の感度が異なることを視点とした指導が、人を中心に進める警備業にとっては非常に重要であることを、事例を交えながら発表する。

11時20分

6  「草の根の安全活動を目指して」の活動事例

三島光産(株)化工事業本部 千葉事業部安全衛生担当マネジャー  永渕 喜久雄

同じ作業現場で15年前と全く同じ災害が起きたことを発端に、一人ひとりの安全感性を日常的に向上させることを目的に、毎日行う短時間災害事例学習活動として、独自の「RAD活動」を展開している。また自社に合った指差呼称を展開することで、全員の実施とレベルの向上が着実に図られている。

11時40分

7  デジタルマイスターによる安全教育について

NTT西日本−ホームテクノ中国設備サービス部 TSC担当 社員  石野 繁治

当社の重大事故は高所作業車の占める割合が高いが、教育資料が不十分で後追い対策となっていた。リスクアセスメント手法を用いたマニュアル及びDVD(デジタルマイスター)を作成して教育を充実させたところ、一定の理解と共有化が図られるとともに技術の伝承に効果が表われている。

12時00分〜13時00分 昼休み

13時00分

8  災害ゼロを目指す当社での安全活動について

山崎製パン(株)福岡工場人事課 安全担当  林 敏弘

当工場で開発した「危険模擬体験機(労災デモ機)」は、機械の怖さを身をもって体感できる好事例として全工場に配備され教育に活用されており、機械災害は確実に減少してきている。体験機を使っての教育とリスクアセスメントの取り組みについて紹介する。

13時20分

9  人財育成を目指した安全教育

TOTO(株)小倉第二工場安全環境グループ グループリーダー  杉本 裕

当工場では正社員・派遣社員・契約社員・パート社員・構内協力企業社員と様々な雇用形態の社員が業務に携わっている。仲間への気遣いやチームワークの大切さ、現場で大きな声で自分の意思や仕事の合図を確実に伝えることを体験して学ぶ規律訓練を取り入れ、人財を育てる教育を目指している。

13時40分

10  職長教育を基にした安全衛生管理体制の構築

コクヨエンジニアリング&テクノロジー(株)技術統括センター 安全衛生部 RSTトレーナー  木村 征司

RSTトレーナーとして、過去4年間に職長教育を54回開催し、協力会社を含め772名の修了者を送り出した。職長教育の中で安全衛生管理体制の内容をグループ会社に合った導入方式で具体的に取り組み、自社、協力会社相互がトップを含めて連携し、安全衛生管理体制の構築を図った。

14時00分

11  工事協力会の教育専門部会活動について

三菱化学(株)水島事業所 工事安全衛生協力会 教育専門部会 部会長  徳市 昌利

工事安全衛生協力会の教育専門部会で第一線作業者、職長等の教育内容や方法を検討している。職長教育には力を入れ、有効期間を1年と定め毎年教育を実施し、レベルアップを図っている。また、現場の安全確保のため、入構時教育で活用している体験・体感設備「安信の館」について紹介する。

14時20分〜14時30分 休憩

14時30分

【シンポジウム】  RST活動の現状と在り方について
講師 梶田労働安全コンサルタント事務所 所長 RSTトレーナー会大分県支部 支部長 梶田 義昭
労務サポートシステム 顧問 RSTトレーナー会福岡県支部 支部長 藤田 拓正
山崎製パン(株)関西分室 安全専任 宮崎 進
中央労働災害防止協会大阪安全衛生教育センター 講師 左田野正
司会 中央労働災害防止協会大阪安全衛生教育センター 所長 本山 謙治

★ RST[労働省(現厚生労働省)方式現場監督者安全衛生教育トレーナー]
Rodosho Safety and health education Trainerの頭文字です。

15時50分〜16時00分 休憩

16時00分

【講演】  ボトムアップによる安全・快適な職場環境の構築を目指して〜職場ニーズに合った教育による自立意識の醸成〜

国立大学法人大阪大学 安全衛生管理部 副部長 教授  山本 仁

安全で快適な職場環境を実現するには、現場の意識向上が不可欠である。自律意識の向上を目指した体験型の安全教育によるボトムアップ的な安全風土の醸成について考える。

17時00分

 

10月8日(金)のプログラム(9時00分開場)

9時30分

12  「落ちない・落さない・転ばない」運動

電源開発(株)西日本支店調査役(専任安全管理担当)  川野 政彦

災害要因は人間側の要因が大きいことに気付き、人間側に焦点を当てた取り組み「落ちない・落さない・転ばない」運動を始めた。対立的雰囲気の漂う安全パトロールを改善し、会社の隔てなく安全教育を実施し、閉塞感のある安全活動に刺激を与えていくと、災害発生状況に変化が現れた。

9時50分

13  協力会社全体の安全力強化活動

JFEスチール(株)西日本製鉄所(福山地区)労働人事部福山安全衛生室 主任部員  中原 健

多数の協力会社が生産活動の一役を担っており、総合安全衛生管理体制の下、直・協一体の安全活動を展開しているが、近年協力会社の災害発生率が約1.5倍高位である。このため、各階層の役割認識とレベルアップ、弱点分析、対策立案等を主眼とした指導・教育による改善を図っている。

10時10分

14  若葉を育てる

東日本旅客鉄道(株)千葉支社海浜幕張駅 営業主任  中武 祐二

「若葉」である入社3年未満の若手社員教育として、安全の基本知識・技能の習得、自ら進んで安全を創り、守り、伝えていく姿勢を身に付けさせることは、非常に重要である。毎月の安全会議にロールプレイングを取り入れ、知識と技能を習得し、積極的な姿勢を身に付けた経緯を発表する。

10時30分

15  大事故発生防止の取り組み〜新人教育編

九州旅客鉄道(株)運行管理部輸送  渡邉 聡一郎

列車の運行管理は間違いがあれば大事故につながる業務である。これに携わる新人指令員の効果的な教育方法を検討し、実施した。担当区特有の注意事項や事故事例、取扱い方法に限らず理由や取扱い変更経緯も記述した資料による教育を実施することで新人指令員のスキルアップに成功した。

10時50分〜11時00分 休憩

11時00分

【講演】  若者を育てる〜ゴルフが教えてくれたもの〜

プロゴルファー 作家  坂田 信弘

古閑美保、上田桃子等、シード選手11名を輩出し、難関のプロテストで驚異の合格率8割以上を誇る「坂田塾」。そして石川遼にプロ転向を決意させた坂田塾長の若者を育てる「コツ」をお伝えする。

12時00分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

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