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中央労働災害防止協会(中災防)
教育推進部 企画課
TEL 03-3452-6402
FAX 03-5443-1019
E-Mail taikai@jisha.or.jp
【会場】大阪国際会議場 イベントホール〔大阪市北区中之島5-3-51〕
【交通】京阪電車中之島線「中之島(大阪国際会議場)」駅から徒歩すぐ
JR大阪環状線「福島」駅・JR東西線「新福島」駅・阪神電鉄「福島」駅から徒歩約10分
地下鉄中央線・千日前線「阿波座」駅から徒歩約12 分
東日本大震災を始め、弊社では重量機械の復旧においてお客様の復旧支援で成果を上げてきた。しかし、南海トラフの巨大地震が危惧される中、自社が早期復旧するための取リ組みが不足している。お客様を支援する中小工事業者として、本当に必要なBCPは何かを模索しながら進めている。
労働災害を発生させない取組みの第1歩として、若手社員の意識向上を図っている。過去に発生した感電・墜落の労災事例を基に、労災が発生したプロセスと、労災防止のためにはどのような事が必要かをロールプレイング手法を用いて実施している。現在労災事故ゼロを継続中である。
エレベータおよびエスカレータは、工場で出荷された部品を建設工事現場で組み上げて初めて製品化されるものであり、建設工事現場に対応した安全衛生管理活動の展開が要求される。本発表では、当社が据付協力会社とともに展開している安全衛生管理活動について報告する。
10時30分〜10時40分 休憩
弊社は、総合人材サービス業として事業を展開しているが、前期後半より、特に入社間もないスタッフの災害が増加する傾向が見られた。スタッフの災害防止のために実施した「入社3ヶ月間」のフォローや安全衛生活動、その他の施策などの実施状況と効果や今後の方針などについて報告する。
「現場起点の考動による課題解決」として、三現主義の徹底と社員の声に即応する体制づくりに取り組み、設備の新設・更新と維持における作業の安全への気づきにリスクアセスメント手法を活用し、お客様の死傷事故ゼロ、社員の重大労災ゼロを目指した取り組みである。
弊社はコージェネ設備等エネルギー関連設備の建設業や熱供給業を中心とした総合エンジニアリング会社である。現場の安全確保のためのリスクアセスメント活動をはじめ、全社員を巻き込んだ種々の安全活動を展開してきた。その結果、9年間休業災害ゼロを実現した。その活動を紹介する。
安全を見える化するツールとして従来より活用しているリスクアセスメント手法に、生産性向上を目的とした動作分析による改善手法をうまく組み合わせることで、作業現場での安全作業(安心)と10時間/月の作業時間短縮(スピード)が両立できた事例紹介である。
12時00分〜13時00分 昼休み
当基地で働く作業者がどのようなことに危険を感じているのかヒヤリハット体験から抽出した結果、約50%の作業者が転倒に危険を感じていることから研究を開始した。作業者が移動する床面の補修から、安全靴の開発、新ストレッチの考案等を実施し、ソフト、ハード両面から対策を講じた。
歩行時の災害は会員14社でも件数で2番目に多く過去3年間の事例約190 件を分析した結果、①転倒、②転落等、③交通事故の3形態で全体の7割を占めた。また、災害に関連深い要素として、"ルールを守る、安全に行動できる人づくり"等の5つの観点に基づく取り組みが有効なことを確認した。
貨物輸送で保守基地に運搬されたレールを取卸す作業は、山越器(レールを吊上げ移動させる機材)2器を使用し行っているが、安全に行うため同器の据付や作業員同士の息合せが不可欠である。そこで専用クレーンを作成しリスクアセスメントを実施し手順等リスク低減を図ったのである。
倉庫において、ネステナーで保管する円柱形の製品が落下する事象が何度か発生した。製品の破損防止と作業員の安全、安心を提供できる信頼性の高い保管方法を検討することにした。その結果、小スペース、且つ低予算で最良な保管方法を導き出すことができた。
14時20分〜14時30分 休憩
過去10年間に発生した災害を糧として、災害は絶対に人のミスや油断を見逃さず発生するものである、反省を活かして「自立型文化の構築」への安全活動状況を報告する。
大型のプレス機を多数保有し、設備や作業に非常に高いリスクが存在する鍛造職場において、頻発した労働災害を人の教育と設備の対策を地道に継続することによって、同課において2年6 ヶ月以上労働災害ゼロを継続中である。
東日本大震災の被害から工場復旧にあたり、作業員の安全を守るために取組んだことは、ひたすら現場に足を運ぶことであり、さらに迅速な対応が求められた。通常生産に戻った今でも、今回の経験を教訓に、地道で泥臭い活動を愚直に続けた結果について紹介するものである。
(株)カネカ高砂工業所では、工場の安全基本ベースを更に強固にすべく、日常安全業務のスパイラルアップ活動を展開している。基本に立ち返り今の業務を詳細に視る手法を用いて、適切な課題の設定と改善を継続的に進めている仕組みと成果を紹介する。
15時50分〜16時00分 休憩
講演
各地の企業で5S活動を通じての現場再生に関するコンサルティングや指導を多数手がけている。たかが掃除から、すべての一歩は掃除からという意識改革で、会社がどのように生まれ変わるのかを語る。
17時00分
鉄道コンテナ輸送について、輸送品質の向上に取り組んでいる。袋製品は多種多様にあり、製品別に特性や外装状態が違うため、コンテナ積み込み方法を工夫している。誰が見ても積み込み方法が理解できるように、写真を貼り付けして注意事項を表示したコンテナ積み込みマニュアルを製品単位で作成した。
労災ゼロを目指していた係から労働災害が発生し、現場自ら安全をと、初心に帰り考えついた設備の清掃、給油、点検など日常作業の危険箇所マップを作成し、展開した。これにより自分の職場の危険箇所を見える化することで誰でも「危険」を把握できるようになり、安全の意識が高まった。
カラスの営巣によって鉄道輸送が妨害された経験、またカラスの営巣除去に伴う墜落・感電の危険因子回避のために本装置を開発した。装置の軽量化や巣に的確に噴射する点など、苦労した点や改善点はあったが、安全輸送及び安全作業の確保という目的は達成できた。
10時30分〜10時40分 休憩
送電鉄塔に作られる「カラスの巣」については、停電の原因や騒音等の引き金になっており速やかな除去が必要とされる。これまで除去作業は長時間となっていたが、今回安全かつ短時間で巣を除去できる工具を考案し、作業の安全性向上と疲労を軽減させたのでその成果を紹介する。
「感電」防止対策として4つの対策に取り組んだ。①市販ナビの活用(安価に危険区間や位置の把握が可能)、②停電区間名称の変更(錯誤防止)、③リスクマップの活用(危険箇所の明確化)、④リスクアセスメントの充実(グループ会社とともに実施)。その成果を報告する。
2011年9月発生の千葉地区高炉補修作業における重大災害から「異常事態」と受け止めて、短期間に対策・再発防止・災害の連鎖を断ち切るため東日本製鉄所に「安全特別プロジェクト」を発足した。「従来と違う視点・切り口で安全活動を実施」とした活動により、対昨年で休業度数率0.13改善した。
研究部門の小集団活動で、材料物性評価業務の効率化を進める中で、作業者の安全確保と身体的負荷低減のための改善をテーマとして活動。研究職場における業務は非定常業務の集まりという認識が強かったが、メンバー全員で評価作業のリスクレベルの定量化に取り組み、リスク低減の改善を実行した。
12時00分〜13時00分 昼休み
従来の安全衛生委員会は事務局からの一方通行的な災害報告、メンタルヘルス発症状況、長時間労働面談状況報告が中心であり、一般層が興味を持つことがなかった。それを打破するために、自身そして家庭でも役に立つ安全・健康情報を提供することで好評を得たものである。
本年2月に発生した労働災害をきっかけに、区で管理する全ての機械・器具の取り扱いを全面的に見直した。取り組みでは、全社員が主体的に関わり、全ての機械・器具を網羅するマニュアルを作成し、関係会社へも展開することで、一体となって安全を追求する体制を構築することができた。
切創災害防止のため、チタン鋳塊のスタブ切断加工時に発生する帯状切粉の形状を、より安全な圧縮形状に変えることに取り組んだ。幾多のトライアンドエラーを繰り返し、切削工具に切粉を圧縮・切断する機能を持った治具を付与した結果、切粉形状の変更に成功した。
重大災害に繋がるリスクを回避するための基本ルールを絞り込み、それを全従業員で守りきる活動を展開し、その活動の中で、守れない作業が多くある現実を吸い上げ、それらの作業をどうしたら無くせるか、決めた共通ルールの順守を徹底して守りきるための改善活動を全部門で展開した。
14時20分〜14時30分 休憩
講演
企業経営では、「成功のノウハウ」だけでなく、「失敗を防ぐノウハウ」も重要である。本講演では、実際の失敗事例から得られた教訓をもとに、事故や不祥事を防止するための組織作りを具体的に示す。
特別報告
第12次東京労働局労働災害防止計画 『Safe Work TOKYO』 について、計画策定の背景や対策のポイントを具体的に解説し、労働災害防止に向けた行政としてのメッセージを発信する。
16時00分