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中央労働災害防止協会(中災防)
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第72回 全国産業安全衛生大会 in 大阪

安全管理活動分科会(第2会場)

【会場】大阪国際会議場 10 階 会議室1004-1007 〔大阪市北区中之島5-3-51〕
【交通】京阪電車中之島線「中之島(大阪国際会議場)」駅から徒歩すぐ
JR大阪環状線「福島」駅・JR東西線「新福島」駅・阪神電鉄「福島」駅から徒歩約10分
地下鉄中央線・千日前線「阿波座」駅から徒歩約12 分

10月31日(木)のプログラム(9時00分 開場)

 9時30分
(1) グローバルサイト「SHE」で世界の安全衛生文化を構築
    サンデン(株)
    総務本部 グローバル総務部 安全衛生グループ
 陳 めい

グローバル企業である弊社サンデングループでは、安全衛生専用のグローバルサイト「SHE」を構築した。サンデングループ全体の情報をより効率的に活用することができるようになり、グループ全体は安全衛生に対する意識の高揚とともに、安全衛生活動の一体感が形成されてきた。

 9時50分
(2) 良質な安全品質を確保するための取り組み
    仙建工業(株) 盛岡支店 能生軌道作業所
    副所長
 伊藤 洋之

鉄道の保守及び鉄道を新設する工事を主体とする建設会社として、常に安全な現場施工と安心できる良質な施工品質が求められており、この安全品質の確保のため「本当の安全」とは何かを職場内で検討し、「気付き」に重点を置き、自職場において取り組んだ内容について述べる。

 10時10分
(3) 日常作業における潜在危険箇所の撲滅
    (株)こっこー 呉支店作業部 作業2課 リサイクル運転班 石山 剛

過去に自職場で起こしてしまった災害を二度と発生させてはならないと決意し、潜在危険箇所撲滅を目標に活動を推進してきた。設備の老朽化などで改善箇所が多く苦労したが、約1年間地道に活動を行うことで、潜在危険箇所の撲滅という目標を達成することができた。

10時30分〜10時40分 休憩

 10時40分
(4) 繰り返し発生する労災防止について〜気づき、他山の石を活用した再発労災防止〜
    東日本旅客鉄道(株) 盛岡支社 盛岡保線技術センター
    企画安全科・副所長
 田中 秀一

当センターでは各種労災防止の取組みから労災の連鎖を止めるため、作業での危険行動の気づきや過去の労災事例から発生原因を学び社員一人ひとりが職場の問題と捉え、自ら考え対策を立て定着の具体的行動を決め取組み若手社員も積極的に労災防止に取組み職場の安全レベル向上が図られた。

 11時00分
(5) JR貨物安全モデル職場としての改善活動について
    日本貨物鉄道(株) 東海支社 愛知機関区
    副区長
 山口 晴久

愛知機関区では平成23年度に3 件もの労働災害の発生があった。その反省から、平成24年度は会社より安全についてのモデル職場の指定を受け、安全コンサルタントを活用した改善活動に社員全員で取り組んでいる。今回は、その改善活動についての発表である。

 11時20分
(6) ヒヤリハットストップ万能棒の活用で構内でのあらゆる事故防止
    日本通運(株)
    新宿航空支店貨物課・係長
 山角 圭司

下り斜面がある狭い構内は、集配車が出入りし、接車場所でもあり、台車等が斜面を自走し道路に飛び出して大惨事の危険性があった。費用を抑えることも考え、地上便の荷台でストッパーの役割りがあるゴム製の棒を工夫したところ、自走防止だけでなく、ドライバーの注意喚起・抑止力に繋がった。

 11時40分
(7) チーム新横浜の事故を起こさない体質づくりに向けた取組み
    東海旅客鉄道(株)新幹線鉄道事業本部
    新横浜保線所 施設係
百々 正隆

新横浜保線所では、関係会社、元請会社と一体となり、作業計画、日々の対面打合せ、施工・点検・改善、トレース・修正・展開の各段階において改善の取り組みを行い事故を起こさない体質作りを目指してきた。

12時00分〜13時00分 昼休み

講演

 13時00分
産業安全の現状と課題
    厚生労働省 労働基準局
    安全衛生部 安全課長
奈良 篤

最近の労働災害動向の現状を俯瞰するとともに、今年度より開始した第12次労働災害防止計画に基づき、最新の労働安全行政の取組みを紹介する。

 13時40分
(8) 意識改革から進めたゼロ災害継続への取り組み
    (株)NTN 三雲製作所
    製造部 第二製作課
川北 博子

会社設立当初の急激な人員増加に安全管理体制が追いつかず労災が多発し、特安指定を受けた。専門家による指導の下、管理者の意識改革から始め、安全対策を徹底して進め、また、OSHMSを取得しリスクアセスメントで歯止めをかけた。その結果13年間の無災害を達成している。

 14時00分
(9) 安全文化再構築に向けて安全意識を評価し改善する仕組み
    TOTO (株)茅ヶ崎工場
    安全環境グループ 主査
高橋 明彦

ひとたび災害が発生する度に安全管理を更に強化してきたが、もぐらたたき的な再発防止策を実施しているだけでは効果が見えない。そこで従業員の安全意識に焦点を当てた改革を実行するため、全従業員自らの安全意識から成り立つ改善システムのPDCAを取り組んだ事例を紹介する。

14時20分〜14時30分 休憩

 14時30分
(10) ヒューマンエラーを起こしやすい要因表を活用した災害原因の深掘り活動
    AGC ディスプレイグラス米沢(株)
    CSR 室 主任技師
澤田 宏治

当社の事業内容、設備・作業特性に合わせた独自のPSF(ヒューマンエラーを起こしやすい要因)表を作成し、災害・ヒヤリハットの分析を行うことによって、ヒューマンエラーの根本原因を深堀りして抽出し、その対策を行うことでヒューマンエラーの再発防止と予防を図る活動について紹介する。

 14時50分
(11) フォローアップ大作戦
    (株)小松製作所 小山工場
    エンジン製造部 組立課 第四組立センタ
滝田 伸二

交替勤務もなく一人作業のためマンネリ化した入出庫工程の隠れたリスクを改善するため、ビデオRAを行い、担当リーダーを交替しながらリスク低減に取り組んだ。また、源流にさかのぼり、新品を納入する協力企業へも赴き、実践KYTを実施してお互いのリスク低減につなげた。

 15時10分
(12) 「安全で品質の高い工事」を目指す安全・品質パトロールの取り組み
    首都高メンテナンス東東京(株)
    技術部 補佐
佐藤 賢太郎

首都高速道路の維持補修業務を主軸とする当社にとって、お客様により安心して安全・快適に利用していただけるよう「安全で品質の高い工事を行う」ことは責務である。その理念を実現させるため取り組んでいる当社及び協力会社合同の「安全・品質パトロール」について紹介する。

 15時30分
(13)  九州工業大学におけるレーザー使用の安全管理について
    国立大学法人 九州工業大学
    大学院 工学研究院 物質工学研究系 准教授
山口 富子

レーザー光は出力により、計測や加工、溶接などに用いられる。本学では、安全衛生推進室を中心に、使用している研究室だけでなく、研究室間で相互に巡視し合うことによって安全に使用するための様々な改善を行ってきた。ここでは、いくつかの事例を交え、本学での取り組みについて報告する。

15時50分〜16時00分 休憩

 16時00分
(14)  墜落による死亡災害を受けて自分たちができる安全対策を実施するために
    東日本旅客鉄道(株) 千葉支社
    成田保線技術センター 施設技術主任
大野 弘之

平成24年4月に千葉支社内において墜落による死亡災害が発生したため、自分たちの職場で同様に墜落の危険性がある場所を洗い出し、写真入りの台帳を整備し、見える化してパートナー会社と共有することで作業計画時にリスク把握とその削減に向けた取り組みを実施している。

 16時20分
(15)  5S活動推進によるリスクの無い職場を目指して
    日産自動車(株) 追浜工場
    製造部 組立課
長谷部 秀樹

2011年度に発生した軽微災害とリスクアセスメント発掘内容を振り返り、すべての要因は5Sに帰結することを再認識した。安全活動の基本である5S活動の推進を図ることにより、リスクの無い職場を全員参加で目指したその取り組みを紹介するものである。

 16時40分
(16)  安全≫安定輸送のススメ
    九州旅客鉄道(株)
    南福岡運転区 主任運転士
村中 智

鉄道の強みは安全性と定時性である。日頃は15秒刻みのダイヤを守るため定時性に神経を尖らせるが、危険と認めた場合は躊躇なく列車を止め安全を確認すること、定時性を犠牲にした行動が求められる。この安全≫定時性を日頃から如何に運転士に刷り込むか、現場でできることに取り組んだ。

 17時00分

 

11月1日(金)のプログラム(9時00分 開場)

 9時30分
(17)  守れるルールづくり
    (一社)日本自動車部品工業会
    調査・研究WGメンバー(KYB(株)生産本部環境・
    安全部(岐阜南駐在)専任課長)
木 直生

各社とも、設備の安全対策をはじめ安全な職場づくりを推進してきているが、必ずしも労働災害の減少に結びついていないのが現状である。災害原因として、安全に作業するためのルールが守られていなかった例が多いことから、ルール違反の原因に着目し、具体的な方策について検討した。

 9時50分
(18)  新大阪駅改良工事における現場目線に基づく安全性向上の取り組み
    西日本旅客鉄道(株) 大阪工事事務所
    新大阪建築工事所 副所長
平田 毅

本研究は、新大阪駅改良工事を進めるにあたって、当初計画されていた工事ステップ、仮設計画、施工計画について、お客様・ユーザー・施工会社といった現場目線で見直しを行い、お客様への工事影響を低減し、工事の安全性を向上させることを目的としている。

 10時10分
(19)  コイルハンドリング時の玉掛け作業をなくせ
    JFE 物流(株) 鉄鋼本部 東日本事業所
    千葉業務部 冷延起重機課
成田 大介

工事用天井クレーンでのコイル運搬には、玉掛け合図が必要であり、その安全化のために「クレーン自主運転化」に自職で挑戦した。日頃の整備知識を活かしセンターマーカー電源確保とセンターマークの区別化に取り組んで、玉掛け合図作業をなくして本質安全化を達成した。

10時30分〜10時40分 休憩

 10時40分
(20)  他山の石を活用した労働災害から学び活かすための方策について
    東日本旅客鉄道(株) 長野支社
    設備部 保線課
佐藤 広教

当センターの5年後は国鉄採用のベテラン社員が退職し平成採用の社員が中心となる職場である。現場経験の浅い若手社員に対して気づきの感性や安全意識の向上が急務となっている。そのために労働災害情報(他山の石)を有効に活用し、安全に対し全員で考える職場風土の醸成を図っている。

 11時00分
(21)  「安全処置確認シート」の徹底運用による工事安全処置体制の確立
    (株)神戸製鋼所 加古川製鉄所
    エネルギー部 動力室 係長
野田 政之

製鉄所内の自家発電設備において、安全処置不備により熱水を噴出させ、対策として独自考案した「安全処置確認シート」を基盤とし工事安全処置体制の再構築を図った。本シートの徹底運用により、確実な安全処置フローを仕組み化し、弱体化した安全意識や技術、技能レベルを強化した。

 11時20分
(22)  列車監視と待避に関する安全対策
    小田急電鉄(株)電気部
    喜多見電気システム管理所 電気検査長
関口 利一

鉄道電気設備の点検については、一部の室内作業を除いて、列車運行中の線路内作業が多く、触車災害に関するリスクが高い。そのためアンケートにより触車リスクの高い箇所を抽出し、リスクアセスメントを用いた低減対策を実施することで、触車災害の防止と安全意識の向上を図った。

 11時40分
(23)  労働者と荷役運搬機械の接触防止について
    日本通運(株)名古屋国際輸送支店
    オペレーションセンター課長
伊藤 則文

荷役運搬機械を運転中、「人と接触しそうになった」等のヒヤリハットが後を絶たなかった。防止対策として、荷役運搬機械の作業半径内に労働者を立ち入らせない作業環境の改善、つまりは「労働者と荷役運搬機械の分離」に取り組んだ。無事故無災害継続となっている改善事例を紹介する。

12時00分〜13時00分 昼休み

 13時00分
(24)  安全手帳を用いた安全ルール確認と事故風化防止活動による
類似事故の再発防止について

    東京急行電鉄(株)鉄道事業本部 工務部 保線課
    新丸子保線区 技術員
亀川 倫一

当社の保線部門では、「安全手帳」(当社オリジナルルールブック)を用いた安全ルール確認や、「事故風化防止安全パトロール」(過去に発生した事故の再発防止策を重点点検項目とした安全パトロール)の実施によるリスク要因の早期発見で、類似事故の再発防止に努めている。

 13時20分
(25)  安全の基本である5S活動を実践し、工期内に無災害で生産性が向上した事例
    嬉野が丘サマリア人病院新棟建設工事事務所
    電気設備工事 現場代理人
大城 克也

稼働中の病院敷地内における病院新棟の電気工事において、厳しい工期の中、不発弾が発見され工事がストップするアクシデントがあった。上司より、5S活動はすべての企業に不可欠な改善活動と勧められ、実践し無災害で工期内に利益を向上させ完成させることができた。

 13時40分
(26)  「KYCS運動」における安全の取り組みについて
    東日本旅客鉄道(株) 仙台支社 郡山総合車両センター
    総務課 助役
鹿又 一美

「現場第一線の社員一人ひとりが、職場における身近な疑問や問題点を皆で話合い、積極的に安全と品質向上に取組むことで、より高品質で安全な鉄道づくりを果たしていく運動」を在籍する全社員の創意と工夫で安全と品質の向上に向けチャレンジする風土づくりの取組みを紹介する。

14時00分〜14時10分 休憩

 14時10分
(27)  JFE西日本製鉄所福山地区における作業の安全化(作業支援ツールの開発・導入)
    JFEスチール(株)西日本製鉄所(福山地区)
    労働人事部 福山安全衛生室 主任部員
陣内 達也

福山の原料地区はエリアが広大な中、操業・運転管理は管理センター1箇所で行っている。今回、このエリアの作業者に対し携帯カメラやGPS等のIT 機器を導入し、作業者の行動の見える化と、作業支援による作業のさらなる安全化を図る。また、福山地区全域への拡大展開中である。

 14時30分
(28)  非定常作業時における機械災害防止活動について
    山崎製パン(株) 大阪第二工場
    人事課
山ア 美沙

非定常作業時の機械災害を撲滅するための当工場の安全活動を紹介する。トラブル時のリスクアセスメントやトラブル発生時の対処方法のルール化、危険体感デモ機等を活用した従業員への安全教育やトラブル処理の訓練、風土改革を目的とした管理職安全研修や班長研修等を紹介する。

14時50分〜15時00分 休憩

講演

 15時00分
  事故・災害をなくす心がまえ〜ヒューマンエラーを防ぐ知恵と対策〜
    (株)クロデザインスタジオ 代表
    漫遊書家・イラストレーター
黒田 クロ

事故・災害はなぜおきるのか?…人間がやるからである。その要因は「人間関係」にある。人の間の関わり・関わり方、その中で「間」を意識する。自分の心の動きを知る。意識することでヒューマンエラーを防ぐことができる。

 16時00分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

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