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中央労働災害防止協会(中災防)
教育推進部 企画課
TEL 03-3452-6402
FAX 03-5443-1019
E-Mail taikai@jisha.or.jp

 

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第72回 全国産業安全衛生大会 in 大阪

リスクアセスメント/マネジメントシステム分科会

【会場】大阪国際会議場 10 階 会議室1001-1003 〔大阪市北区中之島5−3−51〕   
【交通】京阪電車中之島線「中之島(大阪国際会議場)」駅から徒歩すぐ
JR大阪環状線「福島」駅・JR東西線「新福島」駅・阪神電鉄「福島」駅から徒歩約10分
地下鉄中央線・千日前線「阿波座」駅から徒歩約12分

10月31日(木)のプログラム(9時00分開場)

JISHA 方式 OSHMS 認定事業開始 10 周年特別集会

 9時30分
10年を振り返って〜総括と今後の歩み〜
中央労働災害防止協会マネジメントシステム審査センター 所長 白崎 彰久

この10年間に400近い事業場で利用され、災害防止に役立つことは明らかにできた。ここでは、安全衛生の更なるレベルアップと現場力の強化に向けた取組みを紹介する。

 9時40分
来賓挨拶
厚生労働省安全衛生部 安全課長 奈良 篤
 9時50分
挨拶
中央労働災害防止協会 理事長 関澤 秀哲
 9時55分
感謝状の授与
 10時05分
感謝状受賞企業からの挨拶
 10時10分
感謝状受賞企業からの発表(2社)

10時55分〜11時00分 休憩

 11時00分
記念講演 "人を動かす"人材マネジメント・組織づくりの秘訣
フリープロデューサー 木村 政雄

「製造業が弱体化」と昨今言われ出した。対策は"人材育成の強化"にあり。個性を活かす人づくり、人を活かす組織づくり、強い組織になるための人材育成とは。吉本興業での仕事を通じて学んだ知恵と戦略など、その極意を語る。

12時00分〜13時00分 昼休み

 13時00分
(1)  職場に潜む重大リスクを撲滅するために
西日本旅客鉄道(株)岡山支社
岡山管理駅 運輸管理係
藤原 大輔

職場に潜む重大リスクを撲滅するために、リスク抽出領域表を活用し、これまで抽出できていなかったリスク領域を特定し、その領域に的を絞ったリスク抽出を実施した。また、抽出したリスク・低減対策・残留リスクについて社員に「見える化」を行い、安全感度向上を図った。

 13時20分
(2)  大災害発生時、徒歩巡回のリスク低減について
東京急行電鉄(株)鉄道事業本部 運転車両部
雪が谷検車区 技術員
上田 新二

大災害発生後の対応として、いち早く運転を再開するため係員により沿線に停車した列車の安全確認及び運行可否を判断する作業が発生する。そこで被災した沿線を徒歩で確認する際の危険要因を低減、排除することを目的としリスクアセスメントを活用し対策を検討、改善した。

 13時40分
(3)  安全職場の構築〜先取りの安全〜物流職場の問題解決!
サンデン(株)八斗島事業所
コンプレッサー事業工場 生産管理部 流通管理グループ
高崎 淳一

「安全は、全てに優先する」をキーワードに職場全体の危険箇所を抽出した。費用をかけず、「自分達の職場は、自分達で守る」を実行した。改善では、VM法「視覚に訴えて職場改善のやる気を起こさせる」動機付けの手法を用いた。サークル員全員での改善実行した取り組みを紹介する。

 14時00分
(4)  リスクアセスメント活動推進による重量物搬送時の落下危険要因の撲滅
日産自動車九州(株)
製造部 第一組立課
三宅 洋志

作業者が安全で安心して働ける職場環境づくりを推進している。「KY・ヒヤリメモ」により新人作業者が助力装置を取り扱う中、重大災害に繋がる危険をリスクアセスメント評価した。全員で助力装置の安全化に向け取り組んだ結果、最小の資源で最大の成果に繋げた活動事例である。

14時20分〜14時30分 休憩

 14時30分
(5)  車両外板清掃における感電防止
(株)ジェイアール西日本金沢メンテック
高岡事業所 整備班長
数枝 良志

車両外板清掃時、架線に触れ感電するリスクが社員から報告された。リスクアセスメントで対策案を定め、自分たちでできる対策から実施し、リスクの低減を図ってきた。同時にJR側とも協議を重ね、共通認識の下、抜本的な対策実施をともに上部機関に働きかけ、改善を図ることができた。

 14時50分
(6)  大型バレル 残材排出ホッパーの転落防止柵見直し
エコシステムリサイクリング(株)東日本工場
製造1課 金回収グループ グループリーダー
新井 進

設備の構造上、落下防止柵を常設できず、作業をするたびに柵を設置しなくてはいけない箇所があった。ところが、高所からの落下を防止する柵を設置する作業そのものに落下の危険があることに気づき、いかに楽にかつ安全確実に柵が設置できるかを検討し実行した。

 15時10分
(7)  企業におけるリスクアセスメント事例
リマテック(株)九州工場
業務課 CSR 推進係 係長
高橋 靖治

当社はHK活動を実践し危険箇所の撲滅を図ってきた。しかしHKでは摘出された危険要因に対する是正は直ぐできるが、隠れた危険要因を十分に摘出することはできない。そこで、エリア別リスクアセスメントや作業標準書見直し時に隠れた危険要因を摘出し対策を行った。

 15時30分
(8)  安全・安心職場を目指して!
(株)小松製作所 粟津工場
コンポーネント部組立課第二センター班長
池田 圭吾

ビデオリスクアセスメントにより、腕を上げて高い位置でボルトを締め付けるというやり難い作業の改善に取り組んだ。最もやり易い姿勢で作業するため、機種により異なる締め付けの高さの比較を行い、身長差や作業性の視点から高さを割り出し、最適な作業姿勢への改善を進めた。

15時50分〜16時00分 休憩

 16時00分
(9)  キュービクル型断路器内における感電事故防止対策の一例
西日本旅客鉄道(株) 大阪電気工事事務所
広島電気工事所・電気管理係
小池 智大

平成23年度に当社において発生した感電事故を機に、橋上化工事で用いるキュービクル型工事用断路器について、ヒューマンファクターを考慮した安全対策を検討し、充電部へのアクリル板の設置および操作パネルの配置位置の改善を実施することにより、加圧部に接近し感電するリスクの低減を図った。

 16時20分
(10)  OSHMSを活用したトップダウンとボトムアップによる労災に強い現場造り
NTN(株)自動車事業本部 岡山製作所
管理部 安全・環境管理課 課長
藤井 祐一

安全衛生委員会メンバーによる月次安全パトロール等のトップダウン型活動と併せ、「HHT・KY提案」「安全モデルマン活動」等の全員参加型活動の中にリスクアセスメントを活用し労災に強い現場作りを推進し、労働災害を削減した。

 16時40分
(11)  リスクアセスメントの有効性の向上と安全人財の育成を目指した「安全強化活動」
旭硝子(株)
CSR 室環境安全品質統括グループ 主幹
田中 清志

職場の第一線の監督者から「安全中核要員」を選抜して、危険源を漏れなく抽出できる等、職場のリスクアセスメントのレベルを上げる活動、各種研修を企画実施して安全に対する技術とスキルを有する人財を育成する活動を5年間にわたって進めてきたので、その内容について紹介する。

 17時00分

 

11月1日(金)のプログラム(9時00分 開場)

 9時30分
(12)  一人作業の弱点を追求・改善せよ!
西日本旅客鉄道(株)広島支社
下関地域鉄道部 幡生駅 管理係
梶原 雅史

一人作業を行う操車担当の大半は経験の浅い職員である。ビデオ撮影による危険因子摘出や、「リスク洗出し隊」の結成、他の社員が行う作業の見学列車設定による相互間の検証、手順書の見直し等様々な取り組みからテコ入れを行い、指摘事項を改善した結果リスクポイントを大幅に減少させた。

 9時50分
(13)  自販機組立ラインにおける安全衛生リスクの吸い上げと刈り取り
サンデン(株)赤城事業所
流通システム工場 製造部 組立2課 課長
田中 睦

自販機組立ラインは主に手作業の中にリスクが潜在化している。2012年度より、緑十字の見える化・安全衛生が最優先の方針展開を行うなど、安全衛生意識改革を断行し、QCサークル毎のリスクアセスメントにより埋もれたリスクの吸い上げと手作り改善による刈り取りを行い、労働災害ゼロを必達する。

 10時10分
(14)  網羅的に潜在危険源を特定する安全実技研修
AGC 旭硝子(株)化学品カンパニー
人財開発室 人財育成グループ 主幹
玉川 徹

作業手順書にリスクアセスメントを取り入れ作業の本質安全に取り組んでいるが、一方で危険源が特定されなかったばかりに、ヒヤリが相変わらず発生している。このような状況を鑑み、危険源の特定に役立つ手法はないものかと検討し、危険源の特定に効果的な安全実技研修を展開した。

10時30分〜10時40分 休憩

 10時40分
(15)  安全に強い職場作り・人づくり
NTN (株)桑名製作所
管理部 安全・環境管理課 課長
逵中 正美

06年から09年まで毎年労働災害が発生し、09年には年間3件の労働災害が発生した。そこで個人の危険回避向上を目的とした安全活動と全員参加によるマネジメント活動を実施した。職場皆の意識が全ての作業に対して安全側に向き、その結果09年10月より無災害を継続中である。

 11時00分
(16)  ガスタービンエンジン運転職場のリスクアセスメント実施による安全確保
川崎重工業(株)明石工場
ガスタービンビジネスセンター 生産総括部 製造部第三工作課 班長
向井 秀忠

班長任用時に安全衛生管理者教育の一環として、担当のガスタービン運転職場で、リスクアセスメントの手法を駆使した職場改善を実施した。高所作業の排除、クレーンの一人作業化、感電対策などの職場改善を進めて重大災害の防止を図るとともに作業性の向上を実現した。

 11時20分
(17)  リスクアセスメント評価の見直しを軸にした安全衛生活動
KYB (株) 岐阜南工場
専任課長(安全担当)
小島 隆

近年の重大労災発生により、2012年度安全管理特別指導事業場指定を受け、安全衛生体制の再構築が急務となった。リスクアセスメントを中心としたOSHMS活動をトップ自らが推進すると共に、階層別教育の充実や組織の壁を越えた活動など全員参加による安全衛生への取り組みを紹介する。

中小企業事例報告

 11時40分
中小企業労働安全衛生評価事業:概要と事例報告
・中小企業労働安全衛生評価事業の概要
    中央労働災害防止協会 技術支援部
    マネジメントシステム推進センター 所長
柳川 行雄

中災防では、中小企業の安全衛生活動を支援し、自らが設定した目標を達成できる企業力の強化と蓄積を後押しするため、表題の事業を本年4月より実施している。その概要を解説する。

 
・「見える化」で育てる安全改善活動
〜ベクトルの統一へ〜

    (株)開工業所 代表取締役 開 憲二

職場の安全確保を最優先する「セーフティフロア活動」から開始した安全改善活動を現在は、『見える化』を主とした「MUST3S活動」に展開して職場の安全を確保している。

12時10分〜13時00分 休憩

特別報告

 13時00分
労働安全衛生マネジメントシステム導入による安全風土の基礎づくり
    (株)ダイナックス
    安全衛生・環境管理部 部長
多田 弘

2010 年から11年にかけて休業災害が多発する「安全非常事態」から脱するべく取り組んだ労働安全衛生マネジメントシステム導入諸活動の概要と認定取得による社内状況の変化について紹介する。

事例報告

 13時30分
USJにおけるクルー(従業員)のための労働安全衛生の取組みについて
    (株)ユー・エス・ジェイ
人事・総務本部 人事部 課長   
廣P 雅康

クルーが安全に健康でいきいきと働けるような工夫や支援、職場環境づくりが大変重要である。多くの業種(職種)を有し、数千人に及ぶパート・アルバイトを中心とし事業運営を行う当社における労働安全衛生の施策について紹介する。

14時00分〜14時10分 休憩

鼎談

 14時10分
労働安全衛生法40周年と自主活動のあゆみ〜今、OSHMSの時代に〜
シンポジスト
    (株)YK マネジメント
    代表取締役   
木村 嘉勝
    ミドリ安全(株)
    顧問・労働衛生コンサルタント   
安部 健
    日鉄住金マネジメント(株)
    代表取締役社長   
福成 雄三
司会
    中央労働災害防止協会
    マネジメントシステム審査センター 所長   
白崎 彰久

 

 15時30分

全ての働く人々に安全・健康を 〜Safe Work , Safe Life〜

中央労働災害防止協会
〒108-0014 東京都港区芝5-35-2 安全衛生総合会館

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