お問合せ
中央労働災害防止協会(中災防)
教育推進部 企画課
TEL 03-3452-6402
FAX 03-5443-1019
E-Mail taikai@jisha.or.jp
【会場】大阪国際会議場 3階 イベントホールDE 〔大阪市北区中之島5-3-51〕
京阪電車中之島線「中之島(大阪国際会議場)」駅から徒歩すぐ
JR大阪環状線「福島」駅・JR東西線「新福島」駅・阪神電鉄「福島」駅から徒歩約10分
地下鉄中央線・千日前線「阿波座」駅から徒歩約12分
現場で保護具の間違った使い方をしている人に指導してもなかなか聞いてもらえない。正しい使い方を説明したところ、抜け道を探す人がかなりいる、正しい使い方が通じない。保護具の間違った使い方や不良箇所を具体的に写真で事例を見せ説明したところ徐々に改善できた。
当社ではJIS規格に適合した保護めがねを会社指定保護具としているが、防じん性能に関しては規定がなく、防じん性にバラツキが発生している。今回、独自に防じん性の評価方法の開発を行い、評価結果に基づき保護めがねの性能向上に取り組んだので、その内容を報告する。
ミドリ安全(株)では、顧客サービスの一環として労働安全衛生コンサルタント等による安全衛生管理に関する現場指導を実施している。演者らは、安全衛生保護具の改善等の指摘を行った146事業場を対象に、保護具の種類や不具合の内容、具体的な改善事項等を分析した結果を報告する。
10時30分〜10時40分 休憩
相模工場では、ゼロ災継続を目指し現場と一体となった安全活動を展開している。一方、労働衛生活動は現場への浸透が十分ではない。そこで職業性疾病の防止と労働衛生の向上を目指し、産業看護職の視点で保護具の選定と規定化を図り、作業者と管理責任者を含めた労働衛生教育活動に取り組んだ。
フード又はフェイスシールドをもつ電動ファン付き呼吸用保護具の防護性能を、NaCl漏れ率試験によって評価し、この種の呼吸用保護具の使用条件について検討した。また、呼吸用保護具使用者が、現場で使用できるポータブル型の漏れ率測定装置による評価も行った。
ヒューマンエラー等による労働災害の防止、中小零細事業場の労働災害減少のため保護具を活用すべきこと、労働災害防止・労働者福祉・人命救済の多機能を有することに着目し職場の本質安全化に保護具を活用すべきことにつき保護具専門団体としての分析を基に報告・提案したい。
特別報告
衛生管理者は他の業務と兼務している者が多いなど、効率的に職務を遂行するにはどうしたら良いか悩んでいるのが実情である。その解決の一助として、労働衛生上の課題解決のための取り組み方を整理し、ステップごとのチェックリストで示し、改善のためのヒントをまとめたので紹介する。
12時10分〜13時00分 昼休み
講演
大阪市の印刷会社の労働者らに、胆管がんが発症し多くの方が亡くなられた。今回のような事例を防ぐために、事業場としてどういった化学物質管理を行えばよいか紹介する。
多種の化学物質を取り扱う工場として化学物質の評価が十分でないため、化学物質リスクアセスメントを導入することとした。導入にあたり、①有害性の危険性を認識できる、②必要な対策事項が見える仕組み、③対策効果が見える、の3項目でリスクアセスメントができる仕組みにした。
事例報告
当社の工務職場は、工場内の多種多様な機械設備の保守を行なっており、一日に作業場所・作業内容が4〜5回変わる時がある。変化する作業環境への対応は大変困難であり、作業者が一番過酷と感じている「暑さ」対策として、冷風装置を自作し作業環境の改善を図ることができた。
事例報告
振動粉砕機は稼動時に大きな音を発生する。設備導入当初より、装置囲い等による騒音低減対策を実施してきたが、作業環境管理区分は3となっていた。今回改めて装置構造・作業方法を見直し、各種対策を実施したことにより管理区分を1にすることに成功した。
15時20分〜15時30分 休憩
パネルディスカッション
17時00分
ポータブル分析装置XG−100は、検出器に半導体式ガスセンサを用いたガスクロであり、現場において精密なガス分析が可能である。化学物質に対する規制が強まる中、このようなタイプの機器のニーズは高まるとみられる。今回、さまざまな現場における測定実例について報告したい。
本社工場が増築を重ねているため、工場内照度や生産性、快適性に欠け、夏季には熱中症等が発生している。そのため、新工場建築時にこれらの課題を解消するべく、調査研究をし、快適空間を創造した工場建設に纏わる改善前と改善後の成果、プロセスでの苦労談などを紹介する。
講演
印刷事業場で発生した胆管がん事案を踏まえた、発がん性に着目した既存化学物質の有害性評価の加速化(CAP10)等をはじめとする化学物質管理の見直しの現状と、今後の方向性について述べる。
10時50分〜11時00分 休憩
パネルディスカッション
12時30分