化学物質(化学物質の管理、リスクアセスメント、SDS、有害性調査、情報等)

化学物質の管理とは

化学物質の管理とは、労働者に危険又は健康障害を生ずるおそれのある化学物質の危険性又は有害性等の調査を実施し、その結果に基づいて労働者の危険又は健康障害を防止するため必要な措置を適切かつ有効に実施することです。
令和4年の労働安全衛生法施行令および労働安全衛生規則などの改正により、多くの種類の化学物質を対象として、国による濃度基準値の設定、危険性・有害性情報の伝達の整備拡充等を前提として、事業者が、リスクアセスメントの結果に基づき、ばく露防止のための措置を適切に実施する制度が導入されました。
労働安全衛生法第28条の2では、「危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づく措置」として、製造業や建設業等の事業場の事業者は、リスクアセスメント及びその結果に基づく措置の実施に取り組むことが努力義務とされ、その適切かつ有効な実施のために、厚生労働省から「危険性又は有害性等の調査等に関する指針」が公表されています。
また、「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」も公表されています。

ここでは、化学物質の管理の中で、中災防で主に行っているサービスとして、リスクアセスメント等の情報を掲載しておりますので是非ご活用ください。

化学物質のリスクアセスメント

化学物質等により発生する負傷又は疾病の重篤度とその発生の可能性の度合い(リスク)を見積もり(リスクアセスメント)、リスクに応じた対策を検討するものです。事業者はリスクアセスメントを実施し、その結果に基づいて講ずるよう努めてください。

SDS

SDSは、国内規格であるJIS Z7253においてその記述内容が標準化されており、既にこれらの書式に従ってSDSが作成され、提供が幅広く行われています。

GHSとは

bsp;System of Classification and Labelling of Chemicals:GHS) は危険有害性に関する情報を伝達し、 使用者がより安全な化学品の取扱いを求めて自ら必要な措置を実施できるよう国連において開発されたシステムです。