化学物質(化学物質の管理、リスクアセスメント、SDS、有害性調査、情報等)

中災防は企業のMOCA対策を応援します!

「3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン」(略称MOCA)は、膀胱がんを引き起こす物質であり、特定化学物質障害予防規則(特化則)により、作業環境測定や労働者の特殊健康診断が義務付けられています。
当協会では、様々な事業により企業のMOCA対策を応援します。

1 MOCAの作業環境測定 ~測定方法を開発しました~

当協会では、従来よりMOCAの作業環境測定(デザイン・サンプリング・分析)を実施していますが、このたび作業環境中のMOCAをより正確に測定することが可能となる方法として「硫酸含浸フィルター(株式会社ガステック社製)による捕集とガスクロマトグラフ-質量分析計(GC-MS)による分析を組み合わせた測定方法」を開発しました。この測定方法は、米国労働安全衛生庁(OSHA)が示す方法(Method 71)を参考にしたものです。
当協会では、今回開発した方法による作業環境測定及び分析の受託を始めます。本件のお問合せは、下記までお願いします。

問合わせ先:

労働衛生調査分析センター 化学物質調査分析課 (電話:03-3452-0420)

2 尿中MOCAの分析

当協会では、健康診断機関や臨床検査機関からの依頼を受けて、尿中MOCAの分析を行っています。なお、「尿中のMOCAの量の測定」は特化則に基づくMOCAの健康診断では、医師が必要と認める場合に行うこととなっています。詳しくは下記までお問合せください。

問合わせ先:

大阪労働衛生総合センター 分析測定室 (電話:06-6448-3784)

3 セミナーの開催 ~平成31年2月に開催します~

当協会では、MOCAやオルト-トルイジンなど、経皮吸収性の物質による健康障害防止に関するセミナーを平成31年2月に開催する予定であり、詳細が決まりましたらお知らせします。本件のお問合せは、下記までお願いします。

問合わせ先:

労働衛生調査分析センター 健康開発課 (電話:03-3452-3145)