中災防では、国連の関係機関であるILOや、アジア太平洋労働安全衛生機構(APOSHO)等、いくつかの国際会議に参加しているほか、アジア太平洋地域を中心とした諸外国の安全衛生機関・団体などとの交流・情報交換を行っています。
APOSHO(アジア太平洋労働安全衛生機構)での交流
APOSHO(Asia-Pacific Occupational Safety and Health Organization)は、アジア太平洋の労働安全衛生関係の団体が、情報交換と相互理解・協力を目的として加盟し、構成している組織です。 設立は 1985年8月で、中災防は第2回会議(1986年)から役職員を派遣しています(日本で唯一加盟、正会員)。常設の事務局は存在せず、APOSHOの憲章に基づき、投票権を有する加盟団体による互選によって、事務局長が選出される形となっています(オーストラリアNSCA Foundation理事長のバーニー・ドイル氏が2017年9月の総会で2018年度からの事務局長として選出されました)。 2022年12月1日現在、正会員(31団体)、準会員(2団体)、関係団体(11団体)及び名誉会員(25名)がAPOSHO構成メンバーとなっています。
APOSHOは、年一回APOSHO会員の持ち回りでAPOSHO会議を開き、会員限定の部内会議を開催するとともに一般の方々が参加できるアジア地域を中心とした各国・地域の労働安全衛生問題に関する2日間程度の研究発表を行っています。
中災防は、従来からアジア太平洋地域の労働災害防止関係団体の国際組織であるAPOSHO活動に参画しており、近年参加した過去の会議の概要と今後の予定は以下のリンクのとおりです。
第40回 |
2026年 |
オーストラリア・パース(予定) |
第39回 |
2025年10月か11月 |
インド(予定) |
第38回 |
2024年11月14日-17日 |
タイ(予定) |
第37回 |
2023年10月23日-26日 |
マレーシア・シャーラムの開催結果 |
世界労働安全衛生会議への出席
世界労働安全衛生会議は、ILO(国際労働機関)及びISSA(国際社会保障協会)の2つの国際機関の共同主唱によって、1955年にイタリアの ローマで第一回の会議が開催されました。この世界会議は、知識や経験等の情報を交換することを通じて、労働災害防止の文化を発展させることに資することを目的としています。会議は3年おきに開催されており、各国の労働安全衛生分野の政府関係者のみならず、労使団体の代表、労働安全衛生や社会保障分野の専門家など、幅広い関係者が出席しています。過去の会議の状況や今後の開催予定は以下のリンクのとおりです。
第23回 |
2023年11月27日(月)~30日(木) |
オーストラリア・シドニー(予定) |